とある雑誌のライターさんとお話しする機会がありまして、喫茶店で延々「萌えバブルとその崩壊」について熱く話をさせて頂きました。お話を、というと大層な事になるけれども、単なる雑談程度のことで、「もしかしたらネタに使いますよー」程度の社交辞令はあった程度。
それでも、萌えというモノが氾濫しすぎた結果、今のアニメや漫画、ゲーム、同人を含めた全ての分野で閉塞感同じネタの焼き直しが多く見られるようになって、創作というモノが薄れてきているのも一因ではないか。特に音楽業界で昨年多かった「リバイバルブーム」。山口百恵の歌のカバーはまだしも、後藤真希が加山雄三の歌をカバーするとは誰が予想したかと。

それはそれとしても、一般ゲーム、18禁ゲーム、アニメ業界、雑誌業界、どんな人に聞いても「最近は……」みたいな話になりがちで、どの業界も薄々と漂い始めている閉塞感に気づいているが、そこで何もいい手を打ち出せない様子。
まだまだ会社自体の不況から脱却出来ていない所が多く、新規開発に賭けるメーカーが少ないというのも多いワケで。

同人にしてもそうですね。
今の売れ線と呼ばれるモノの中でも、超人気作家の劣化コピーと言うかよく似た絵で売っている同人とかを見ると、なんだか味気なさを感じてしまうワケで。
そんな感じで、同じような萌えの量産によって、市場の閉塞化が起こったときに、代替のものが駆逐されている状況の場合、急激な顧客離れが起こりうるワケで。むしろいつ起こっても可笑しくない、そんな状況にあるんだ、ということを念頭に考えて欲しいのだけど、手軽に儲かるというイメージが強いせいか、同人を目指す人は後を絶たないのかもしれません。

しかし、これだけは警告させて欲しい。
同人活動は、学生の間や仕事の片手間にやるような趣味同人であれば、損益は気にならないので儲かるモノとなるが、同人1本で生きて行くとするなら、同人だけで生活費を稼がなくてはならないというある種のノルマが課せられていることを意識して欲しい。
はっきり言って、同人をする為にバイトをするぐらいなら、普通に就職した方がはるかにマシです。


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