おいらの愛読書の1つに「おとなの週末」という雑誌があるのですが、先日ニュースで「『カフェ ベローチェ』が最下位になったのは許せないとして講談社を提訴した」とあったので、ちょっと噴いてしまいました。
『カフェ ベローチェ』はおいらもたまに利用する喫茶店で、とくにあかり姉さんが上野で働いていたときにこよなく利用していた喫茶店でもありました。


おとなの週末 10月号

正直、グルメ雑誌に対して喫茶店が提訴まで踏み切るとは常識的にどうよ、大人げねぇよ、と思っているおいらでしたが、こういう提訴までゆくような記事となると途端読みたくなりますね。
おいらは「おとなの週末」を毎号買っておらず、たまに行ってみたいと思う店があったときだけ購入して普段は立ち読みで済ませてしまうため、残念ながら問題の号は手元にありませんでした。
しかし、運よく問題の「おとなの週末」2007年10月号をゲット。
せっかくだからじっくりと読んでみることにしました。


※ランク最下位にされ…ベローチェが講談社提訴 - 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080213/trl0802132046015-n1.htm


問題の記事

問題の評価は「ドリンク(20点満点)」「食べ物(10点満点)」「雰囲気(10点満点)」「使い勝手(10点満点)」の4項目、50点満点で採点しているのですが、最下位のベローチェの評価は「ドリンク:7」「食べ物:4」「雰囲気:3」「使い勝手:7」の計21点。
1位の『タリーズコーヒー』が46点なのでダブルスコアで負けています。

肝心の記事の方では「店舗や作る人によってかなり味のばらつきがあった。」とのこと。さらに続けて「運が良ければ安くて美味しいカフェに出会えるかも?」と書かれています。

唖然酷い叩かれようだな…

とはいえ、おいらがこよなく愛するドトールコーヒーも「ファミレスのドリンクバーの味とかなり近い」という評価。まぁどっちもどっち。


今回はたぶんフォローの仕方が悪かったのでしょうか。
本文中には一応フォローとして「ベローチェといえば、学生時代にいつも利用していた店。今でももちろん行きますこちらのコーヒーは、たとえぬるくても、保温されすぎておコゲの味がしても、コンビニの高級おにぎりよりも安いから。味はともかく、その値段で休憩できる場所があるってことが重要なんです!」(原文まま)と書かれています。

唖然あの…フォローになってないんですけど。

結局は褒めどころが「160円のコーヒーと、200円のカフェラテは安い」、という部分しかなかったというあたりが今回の問題だったのでしょうか。
うちだけフォローになってねぇよ、という部分が今回の訴えになってしまった原因なのかもしれません。


さて、今回の訴えでは「このランキングについて、個人の主観的評価であることを示す記載が目立たず、わかりにくい」という旨を書いていますが、記事中には冒頭に「1人で1ヶ月間かけて調査しました」と書かれていることや、週刊誌のように末尾にライター名の「丸山郁子」さんと明記されているので、この辺が問題になるなら週刊誌はみんなダメ、ということになります。
また、「ブランドイメージが損なわれる」ということだと名誉毀損の方がもっとわかりやすいと思ったのですが…事実無根ではなかったということなのでしょうか。
この辺はちょっと「大人気ないなぁ」という気もしないでもないです。
雑誌の意見は参考にはすれども、最終的な判断は自分なのだから、「意外と美味しかった」ということもあると思います。


とはいえ、グルメ好きのおいらにとっては気になるところです。
個人的には『恨ミシュラン』のような、きれいごとだけではなくて毒のある料理評論誌もありだと思うんですけども。


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