2008年8月18日

夢の下町号と本所防災館。

蔵前水の館」を後にして、そこからどこに行こうか考えたところ、せっかくなので社会見学三昧も良いかな…ということで本所防災館の防災体験を受けることにしました。
電話で予約して、午後の部から参加することに。
ちょっと時間が余っているので、一旦時間つぶしがてら東京観光をすることにしました


都バス・東京→夢の下町号

蔵前橋を渡って、ちょうど両国付近にいたので、都バスの「東京→夢の下町号」に乗って東京駅までぶらり観光することに。
長めがよいバスで、浅草・上野・秋葉原・丸の内と東京のいろんな風景を見ることが出来ます。

秋葉原の前を通過した時、あまりの人の量で…

唖然これが「コミケ4日目」なんだなぁ……

なんとなく実感です。

ただ、残念なことに東京駅に着いた時点で12時すぎという、かなりのんびりペースでバスが走った為、すぐに錦糸町に戻ることに。
のんびりとしたバスもよいのですが、ゆったりすぎるのもまた問題ですね(汗)


本所防災館

本所防災館では、地震7の体験や、暴風雨体験、火災の煙からの避難訓練などの防災訓練を体験してきました。
こちらも要予約ですが、体験する価値はあります。

2年ぶりに体験した防災体験ですが、「この程度だ」となめてかかったら大間違い。
煙から逃れる体験は、ハンカチで手を押さえていても煙の臭いを感じたりして、長時間いられない感じです。
前回の訓練の時は非常灯だけという状態での訓練でしたが、今回は安全性も考えて部屋が暗くならない状態でしたが、それでも大変です。

地震体験は、今回初めて「震度7」を体験しました。
前回震度6弱を体験して、まだぎりぎり立っていられるかな…という感じでしたが、震度7では立っていることすら困難な、本当にヤバい状態でした。
予め「来る」とわかっていてもかなりひどいのに、こんな地震がいきなり来たら…やっぱりパニックになってしまいそうですね。


防災体験は久しぶりだと、体が忘れてしまっていて、なんだか新鮮な感じでした。
たまには防災体験をするのも悪くないですね!

「蔵前水の館」で下水道見学【展示物篇】

下水道の見学の後は、上の階に昇って、いろいろな展示物を見て行きます。


力士の手形なども展示。

まず、東京都下水道局蔵前ポンプ場が建つ前、この場所には「蔵前国技館」があったこともあって、大相撲に関する展示物が飾られていました。
手形の色紙や大相撲場所案内のポスター、あと有名力士の手形入り絵皿などが展示されていました。
相撲好きにもオススメですね。


マンホールも展示。

続いて、いろんな箇所のマンホールが展示されていました。
昔は東京都内のマンホールも、区ごとに違う規格で作られていたようですが、現在はデザインも規格もしっかりと統一されていました。
それらのマンホールの違いを見てみると、模様が違ったり、厚さが違ったりとなかなか面白いです。

また、最新型のマンホールには自動車のタイヤと同じようにスリップサインが導入されていて、すり減り度合いで定期的に交換したりしているのだとか。


臨時トイレも展示。

マンホールの蓋に穴が空いていて、そのまま下水道に直結して用を足すことが出来る簡易トイレです。
災害時にはこれを使うことがあるのだとか。

唖然こういう使い方もあるのか!

考えてみれば、水洗トイレでも結局同じ所にたどり着くわけですが、なんだか新鮮に感じてしまいました。


下水道を掘る時はシールド工法で。

続いて、下水道の掘り方について。
下水道を掘る際には、現在はシールド工法という方法を使って掘り進むそうです。
直径は約30cmほどで、結構コンパクトです。

シールド工法というと地下鉄やトンネル工事が真っ先に浮かびますが、それらを掘る為のマシンと比べるとはるかに小さかったので、「これって原寸なのですか?」とつい質問してしまいました。
……どうやら鉄道知識にだいぶ汚染されているようです。


SPR工法模型図。

こちらは「SPR工法模型図」というものです。
SPR工法というのは、古くなった下水管に特殊なシートを貼り付けてコーティングを行い、新品同様の下水管にするという技術です。
下水管そのものよりも摩擦係数が減る為、下水管の保護と下水を流しやすくするという利点もあるそうです。

先日、雑司ヶ谷で起こった事故はこのSPR工法の作業を行っていた時に起こったそうなのですが、事故についてこちらが聞いてもいないのに詳しく説明してくれたのにはびっくりしました。

唖然それってタブーじゃないのかな…

とか思っていたのですが、あえて話すのには、情報公開という側面もあるのだそうです。


現在の下水道管(中規模サイズ)

さて、ようやく地上に戻ってきました。
地上にもいくつか展示物がありました。

まずは、直径2メートルの下水管です。
これが現在最新式の下水管で、溝が掘られていたり、コンクリートの厚さが薄めになっていることで、掘る体積やコンクリートの量を節約しているのだそうです。
ちなみに中に入ってみると、土台部分があったりするので、大人一人がちゃんと立つのはちょっと厳しいかな、という高さでした。


明治・大正期の下水道

最後に見たのは、明治・大正期の下水道管です。
こちらはマンホールから地下に降りる部分を切り取って残しているモノになりますが、全面レンガで覆っていて、美術的にも美しいものになっています。
実際に浅草や上野の一部では、まだこの時代に掘られた下水管が現役で使われているのだとか…。

ちなみに当時は開削工法で下水道を掘っていたそうで、それを聞いて即座に「銀座線と同じですね」と答えてしまったおいら。
なんでも鉄道に結びつけてしまうのは危険な感じがします。

約30分程度の見学でしたが、思っていた以上に楽しいものでした。
機会があったらぜひ一度見学をしてみて下さい~。


※蔵前水の館
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/odekake/s_kuramae.htm

「蔵前水の館」で下水道見学【下水管篇】

コミケの翌日はだいたい筋肉痛で体が動かないので、観光したりするため夏休みをとっている船木屋です。


東京都下水道局・蔵前ポンプ場。

今日は、朝からエイボンさん、あかり姉さんとで台東区蔵前にある東京都下水道局の「蔵前水の館」という東京都下水道局の施設を見学してきました。
東京23区内で唯一、実際に使用されている下水道を見学できる施設です。
要予約ですが、下水道の中を見学できるとあって、なかなかない体験です。


蔵前水の館。

水道局の横にあるこの白い建物が「蔵前水の館」。
白い蔵造りの建物なのは「蔵前」という地名から来ているのでしょうか。
ちなみにこの施設が建つ前には、この場所に「蔵前国技館」がありました。
それも関係しているのかもしれませんね。

係の人に案内され、まずは階段を下りていって、最深部を目指します。


幅6メートルの下水道管。

最深部には大きな下水道管が1本と、幅1メートルぐらいの下水道管が1本、垂直に立っていました。
大きな下水道管は幅約6メートルもあるそうです。
が、普段は細い方の下水管だけでまかなえるのだそうですが、昨日のコミケ後のような突発的な雨の場合など、細い管でまかなえない場合は大きな下水管にも水が流れるそうです。
約2メートルぐらいの浅いところの下水管が、幹線沿いを走る太い下水管にまとめられ、ここ蔵前の水の館でさらに大きな下水管に合流させているのだそうです。


汚水がドロップシャフトしてます。

汚水が下水管を流れている様子も見ることが出来ます。
下水管は垂直になっているため、普通に流すと重力がかかり、長い距離を流そうとすると、水の流れる速度が急激になって、下水管を痛めやすくなってしまいます。
それを防ぐ為に、「ドロップシャフト」という装置を付けて、下水管の中を水が螺旋状に流れるよう工夫しているのだそうです。
一度下水管に沿って水が流れ出すと、あとは遠心力でそのままゆっくりと地面に到達して行くのだそうです。

係員の人がドアの鍵を開けると、ここからさらに地下に降りる階段がありました。


下水道管「浅草橋幹線」。

階段をちょっと下りると、下水道特有の腐臭が漂います。
しかし、思ったよりも臭いはきつくなかったのですが、夏場だった為か虫はかなり多かったです…

地下30メートルの深さを流れる下水道管「浅草橋幹線」。
ここから足立区にある下水処理場に汚水が送られて行くのだそうです。
この下水道管の直径も約6メートル。
ちょっとしたトンネルの大きさです。


汚水排出中。

右手には、先ほどドロップシャフトで流された汚水が浅草橋幹線に注ぎ込んでいる箇所がありました。
こうして日々汚水が集められ、処理場に送られて行くのだそうです。

さすがに長居したいところではないので、見るだけ見て、そそくさと戻りました。

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