なんだかgdgdしつつも続いていたNHK大河ドラマ「天地人」ですが、ついに大阪の陣を迎えました。
今年の大河ドラマは年末に「坂の上の雲」が控えているために短縮版として、11月下旬に最終回を迎えるそうですが、今回は最後の山場、大阪の陣です。
これまでさんざん酷い脚本に振り回されてきたけれども、それでも関ヶ原は大谷刑部や島左近も含め、西軍側が非常によく描かれていたので大阪の陣も「葵」のときの殺陣シーンは使い回しだけれどもそこそこいい話になるんじゃないか…
そう思っていました。
しかし、冬の陣での上杉軍の一番の見せ場でもある鴫野の戦いは一瞬であっさりと。そしてその後の今福の戦いはスルーされ、さらにはあれだけスポットを当てていた真田幸村（信繁）の真田丸すら出番なし。
明石全登や毛利勝永、長宗我部盛親は名前だけの登場で、大阪の陣の西軍の重要人物でもある大野治長は完全にスルー。
この時点でやばいと思っていたら…冬の陣終了後次の瞬間、さらに驚くべき事が。
なぜか一瞬で大阪城が落城していた。
ポカーン
夏の陣は上杉軍は京都在陣だったので出番は少ないにしてもこれはひどい。
そしてさんざん出番を与えていた真田幸村（信繁）の家康軍突撃すらスルー。
大河ドラマの予算がないにしてもこれはひどすぎます。
伊達政宗とかわざわざ出して使い走りにしたりとか、福島正則を足蹴にする家康とかおかしなところは目をつぶるにしてもこれはひどい。
数年前の「ハリボテ弁慶」「お堂ドカーン」がまだマシに見える、そんな大河ドラマの山場でした。
ああ、戦国時代の大河はもう新作を作らなくて良いから「独眼竜政宗」とか「葵 -徳川三代-」とか再放送してくれよと言いたくなるようなダメっぷり。
こんな大河ドラマだと歴史が好きになる人は少なくなるんじゃ…と思います。
わしはこんな大河ドラマを見とうなかった！
主人公の直江兼続も上杉景勝も真田も伊達もみんな見せ場を奪われて誰得な大阪の陣。
いわゆる「歴女」な方にとってはこれでも満足できるのでしょうか…
…一番災難なのは大河ドラマ決定で湧いていた新潟県、福島県、山形県の方々でしょうね…。
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