先月末に発売されて以来、いろいろなインターネットニュースでも話題になっている「珍駅巡礼」というムック本。
出版元のイカロス出版では以前「酷道をゆく」という、ひどい国道ばかりを集めた本を出版し、こちらも話題を集めていました。
昨今の鉄道ブームに合わせて、全国の「珍駅」をターゲットにしたムック本ということで遅ればせながらおいらも購入してみました。

珍駅巡礼

表紙に写っているなんとも珍妙な巨大土偶がある駅は、青森県にある五能線の駅、木造駅(きづくりえき)。
付近にある亀ヶ岡遺跡から土器や遮光器土偶が多数出土したことから、駅舎もこのようになってしまったとか。
最近では「桃太郎電鉄2010」でも登場していて、徐々に有名になりつつあるのかな…と思う駅です。

他にもいろいろな駅が1ページフルカラーで紹介されていて、行った事がある駅が紹介されているとちょっと鳥肌が立ってきます。
全221駅のうち、大きく取り上げられている駅でもいくつか行った事があるところがあり、珍駅舎第3位に選ばれた宇都井駅とか、海芝浦駅竜飛海底駅、金沢駅など写真を見るだけでも思い出がよみがえります。
また、ムック本の編集もなかなかで「珍駅」でも「木造駅舎」や「プレハブ駅舎」などテーマ別に分かれているのですが、「自然の駅」というテーマで土合駅筒石駅が隣同士見開きで紹介されているのはトンネル駅マニアにはたまりません。

テーマが「珍駅」ということもあり、臨時駅や長期休止駅の特集はあるものの、アクセスが不便な「秘境駅」という切り口は薄い感じです。
「断崖絶壁」という理由で田本駅が紹介されていたりしましたが、押角駅や小幌駅などは一応紹介されている程度でした。
秘境駅を求めて読むにはちょっと期待はずれになりそうですね。

そして残念なのは、私鉄区間の駅がほとんどダイジェストでしか紹介されていなかったこと。
こちらはこちらで面白い駅がいくつかあるのですが…ちなみに美佐島駅真岡駅電鉄出雲大社駅なども紹介されていました。


とにかくいろいろと収録されていて、鉄道駅舎好きにはたまらない1冊ですね。
これを見て旅行の計画を立てるのもありかもしれません。


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