◇ 続・俺にカレーを食わせろ。 ◇



 ◇ ついに来た、グリーンカレー ◇
これがグリーンカレーだ
 さあ、ついに私の前にグリーンカシミールカレーがやってきた。NAOさん曰く、これを食べている時には、腹の中から声が聞こえるだの、どこか一点を見つめたくなる、そんな味だという。実際目の前に見て、別にカレーがなわけではないようだ。むしろ赤黒くて、レッドカレーとブラックカレーに近い雰囲気もあるが、実際はどうなのかと、NAOさんが止めるのも聞かず、とりあえず普通に食べてみる。
 痛いDeath
 はじめの数口は結構食えたものの、辛いを通り越して既に痛い。口から火を噴くという古典的発想は通り越して、ただただ痛いです。美味しいと感じたのは最初の2〜3秒だけでした。それから後はもう拷問Death。特に、ちょっとでも喉を潤そうと思って水とか飲もうモノなら逆に辛さが倍増して、もう耐えられない。とりあえず口にカレーを含むのもつらい、と言って何も含まないのもつらい、そういう状態Death。(「つらい」も「からい」も同じ字だと、つくづく感じます)
 そして、半分食べきったところでご飯がなくなったのでお代わりをするが、この待っている時間が一番地獄だった。口に含めるモノはサラダか水。どちらも食べると後から死ねる事がわかっているため手が出せない。喋るのもつらいが、ただ喋って気を紛らわすしかないのも事実だった。
 ちなみにみょ〜さんやSkyFishさんもグリーンカレーをナンに付けて食べたのだが……、ほぼ一撃でK.O.。食べてる自分ですらも思っているけど、こんなの食えません

ブラックカレー・完食
 ご飯2杯目。とにかく水も飲めない、カレーも辛い、しかも鼻水が喉に入ってやたらと痛いのを我慢しつつ、とりあえずさっさと片づけるにとに専念。目下カレーさえ処分すればあとはご飯だけなので楽だ、という考えで、とにかくカレーを一気に掛ける。ちびちび食べたところでも一気に食べたところでも痛いのは同じなのであれば一気に、という考えが頭によぎったのもあったが……。とにかくご飯をあまり消費せずにカレーを食べる、という戦法は功を奏し、ご飯が半分ほどになったところでカレーはチキン1つを残すばかりとなった。
 ちなみに、グリーンカレーには具が、チキンとじゃがいもが2つづつ入っていた。じゃがいもは特に問題はないが、チキンには骨があるので個人的には敬遠したいところ。ケンタッキーフライドチキンではいつも骨なしチキンを注文するほどなので、1つ目のチキンで実は既に懲りていた。とは言え、カレーはほぼ食べたので、あとは残ったご飯を食べるだけでとりあえずは問題ない……のであるが、からいものに慣れた舌は、既にご飯粒ですら痛いと感じるようになってしまったため、残ったご飯を処理するのもつらかった。
 そうこうしているうちに、SkyFishさんがブラックカレー大盛を完食。ブラックカレーもそこそこ辛いはずだが、美味しく食べられたのこと。なんだか羨ましい気もするが、こちらもとりあえず食べきらねばならぬ。とは言え、ご飯だけを食べるようになって、だんだん舌も回復したせいか、終盤は思ったよりも楽ではあった。やっとこの頃から純粋に美味しいと感じだしてきたし。

なんとか食べた……
 そしてなんとか、グリーンカレーをほぼ完食。チキンが残っているので純粋に完食とまではいかないが、とりあえず頑張った。これに関しては実際に食して貰わないと辛さはわからないと思う。半ばヤケで食った部分もあるのだから。
 とりあえず、グリーンカレーを食した者は、グリーンノートと呼ばれるノートに感想を書くことが許されるという。とりあえず私も書いたが、書いている時にネタが浮かばなくなるほど辛かったものであった。
 私も一筆書いたので、過去のコメントを見てみると、みんな書いているときは死んでるのか、もはや日本語になっていないのもあったりで、微笑ましいものがあったのだけど、中でも目に引いたのがグリーンマスターと呼ばれる、グリーンカシミールカレーを定期的に食べに来る方がいるとのこと。この辛さを平気で食べる……というのはちょっと凄いかも、と思ってしまったりで。

 食べた後はさほど苦しくなるとかそういうことはなかったのだけど、1日経ってカレーが体から出るとき、尻が香辛料のせいか熱くなったということは付記しておこう。

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