毒 | 々 | コ | ラ | ム |
◇ げぇむさいえんす ◇
毎度毎度、ステキなゲームを取り上げているこの「げぇむさいえんす」。 今回も面白いゲームを取り上げてゆきましょう〜。 | |
東京に雪が降るとは思ってもいなかったんだけど、もうじきクリスマスだねぇ。 | |
そうですよ〜。クリスマスといえばサンタさんがプレゼントを持ってやってくるんですよね。 | |
世間一般で言われているサンタクロースだけど、あの格好ってコカコーラ社が生み出したモノなんだよね。赤い服を着て白い髭を蓄えていたりするあの服。 ドイツなどの国で「サンタの服ボイコット運動」なんかがあるようだけど、サンタクロースの故郷と自負するフィンランドではあの赤い服を着用したサンタクロースが動いているんだよね。 それでもおいらはあのサンタは認めたくないけど。 | |
その蘊蓄はもう耳にタコができるぐらい聞きましたよ。 それはそれとして、せっかくのクリスマスですから面白いゲームを取り上げましょうよ〜。 | |
わかったわかった。今回はクリスマス企画としてこんなゲームでも取り上げてみるか。 |
あずまんがドンジャラ大王 |
---|
あ、「あずまんが大王」って今年アニメでも放送していた奴ですよね? 珍しく新しいゲームを取り上げてますね。 | |
今回はクリスマス記念ということで、たまにはこういったゲームもよかろう。 あかり姉さんも「あずまんが大王」は好きそうだからね。 | |
わけわかんないけど好きですよ〜。 | |
そう。その原作のわけわかんない感じをうまくミックスした、ドンジャラゲームなんだ。 ちなみに「ドンジャラ」はバンダイの登録商標だけど。 ところで、あかり姉さんはドンジャラのルールって知ってる? | |
ドラえもんとかドラゴンボールのドンジャラもありましたね。ルールはちょっとわからないけど……。 | |
では、ドンジャラの説明をしつつ紹介してゆくとしようか。 |
さて、ドンジャラというのは基本的に麻雀と似ている。 キャラクターの顔が描かれた牌がいろいろな種類で1〜9まで、各1個づつあるんだ。 | |
なるほど〜。 | |
注意すべきことは数字よりも顔、かな。数字を揃えることは牌が1つづつしか存在しないためほぼ不可能に近いので、同じ顔が描かれた牌を3つづつ集めることが重要となる。 手牌は最大9枚で、3つづつ、3種類を集めればよい、というわけだ。 | |
へー。数字はほとんど関係ないんですね。 | |
数字はもう無視しても構わない。1と9の牌だけキャラクターの顔が微妙に違ってこれらは麻雀で言う「ドラ」の扱いになる。 だけど、役がつく時点で数字およびドラは全く不要になるステキなシステムのため、点数計算がとても簡単になっている。 | |
うわ……それってなんだか意味なさげってことですよね。 | |
基本的にはね。とは言っても完全にないわけではないのでとりあえず「数字もあるよ」程度に捉えておけばいいかと思う。 |
なるほど。だいたいわかりました〜。 ところで、このゲームは本当にちまちまとキャラクターが動いてますね。 | |
そう。ポリゴンキャラで鬱陶しいぐらいに動き回るんだ。見ていると楽しいのだけど、これをカットすることは出来ないのが問題ではあるけども。 | |
でもなにげに見ていると楽しいですよ。 ちよちゃん飛んでるし。 | |
各キャラクターそれぞれいろんな動きがあるので面白いね。 よみの体重計ネタとか智の「ルパァ〜ン♪」なんかもあったりするし。 | |
なんだか、原作知らないと厳しいですね。何が面白いか判らないし。 | |
ああ、ずばり言われちゃったよ。 |
さて、3つづつ、3種類集めるとドンジャラ(あがり)になるワケだ。 場合によっては6枚+3枚でも構わないが、上がれる形になっていれば良いぞ。 上がったとき、役と呼ばれる物があればそれに応じて点数が加算されるんだ。 | |
役というと、麻雀のような感じですか? | |
いや、リーチしないと上がれないから、リーチは役にはない。あるのは、3人のキャラクターの組み合わせだ。 例えば智・大阪・神楽を揃えることでボンクラーズとなる。 原作に忠実で103点というのがまた良いぞ。 | |
うわぁ…… | |
ボンクラーズよりは点は低いが、智+よみの「幼馴染」、榊+かおりんの「フォークダンス」、にゃも+神楽の「水泳部」なんかもある。 意外と組み合わせは多いので、いろいろと楽しい役が作れるぞ。 | |
なるほど〜。 それじゃあ、ゆかり先生+ちよ+大阪で「ゆかり車」なんてものもあるんですか? | |
あるある。役の名前は「恐怖のドライブ」って付けられているけど。 しかし、なかなか揃わない事が多いので、特別な牌が1つだけあるのだよ。 | |
うわー、原作読んでないとますますさっぱりわからないですね。 特殊な牌というと、お父さんですか? | |
お父さんの牌はオールマイティーの役割を持つんだ。そのため、どんな牌でも良いから代わりになってくれるので、引いたらとても便利になるんだ。 ただし、相手が持っていると厳しくなるけどな。 |
このドンジャラ、あまりにまったりしすぎているので打開策としてずるっこ技が存在する。 使うことで多少はプレイヤー有利になるのだが、使ってしまうと自分の得点が減ってしまうため使い所には注意しないといけない。 | |
なるほど……。単なるずるっこではなくて戦略も必要なんですね。 | |
確かに、榊さんとかは辛いかもしれないな。「50点使う代わりに必ずお父さん牌を持つ」のだけど、もし上がれなかったり、例えあがっても50点以下の得点だと意味がなくなるしな。 | |
ああ、使えないですね。 | |
ところが1人だけ、鬼のように凶悪な技を持つキャラがいるんだ。 それは、大阪なんだけども。 | |
え、どんな感じですか? |
大阪の技は「50点払う代わりに上がったとき、相手から100点余計に取れる」というものだ。これを使うことで上がれば最低100点は確保できてしまうのだ。 しかし、相手に上がられると罰としてさらに50点も取られてしまうが、威力は桁違いだ。 | |
じゃあ、大阪をメインキャラか仲間キャラにすればかなりスムーズにできるんですね。 | |
ああ。勝利条件が5回戦が終わって残り点数の多い方か、相手の点数を0以下にすれば勝ちだから当然相手をハコにしやすくなるな。 当然、ゲームオーバーにもなりやすいのだけど。 | |
別に大阪でなくても、ちよちゃんなら「30点使って、お父さんがある時に100点ボーナス」の方がいいんじゃないですか? | |
それは確かにリスクは少ないが、お父さん牌がないと意味ないのは厳しいね。 初めから手牌にある時に使えば絶大な力を持つんだけど……。 | |
なるほど〜。では、好きなキャラクター+大阪、というのがベストパターンですか? | |
まぁそうだが、個人主観で言わせてもらえば最強の組み合わせはにゃも+大阪ではないかと。にゃもは「残り50点以下の時に、10点を払うことで上がると3倍の得点」となる。 つまり、大阪ブーストが失敗したときに大きな保険として生きてくるんだ。 | |
これだったらもうずるっこ技使いまくりですね。 | |
しかし、にゃも+大阪ばかり使うのもあまりいいモノではないので、あくまで「最強を考えたら」としての話なんだけど。 | |
ふむぅ〜。 |
クリアするとボーナスCGが表示される。 キャラによって違うので、がんばって集めないといけないぞ。 | |
へ〜。これだったら燃えますね。 | |
そうだねぇ。 ただ、木村先生や忠吉さんもいたりするのでどうかなぁ。 | |
うわー。それは微妙ですね。 木村先生ってちょっと好きになれないです〜。 | |
何を言う。 素晴らしいではないか。 | |
あぅ〜 (……もう何を言っても無駄ね……) | |
まぁ、ゲームとしてはこんな感じだけど、まったりとした感じには両論あるかもしれないが、「あずまんが大王」らしくて良いのでは、と思うゲームではあるね。 | |
そうですね。ちょっと長いな、と思うこともありますけどね〜。 | |
ところで、話は戻るんだけどサンタクロースの格好なんだがおいらが昔から思い描いている像があるんだわ。 | |
へ〜。どんなのですか? | |
白い服を着て白いヒゲを生やした小太りの中年男性なんだ。 | |
ふむふむ。 | |
そして眼鏡を掛けていて…… | |
それで? | |
ステッキを持ってハーブチキンを運んでいるんだよ。 時には道頓堀に投げ込まれたりと可哀想なおじさんなんだ。 | |
それはカー○ル・サンダースじゃないかぁ〜!! |
※画像・文章問わず無断転載は禁止です。