◇ 子供向けお菓子を大人が食う そにょ8。◇



 ねるねるねるね系のお菓子は気が付いたら出ているので、なかなか侮れない。
 自分は適当なコンビニに行って探すことが多いので、もしかするとチェック漏れは数多く存在するのかもしれない。
 それでも、出来る限りカネボウのケミカル菓子を追い続けてゆきたい。

  ◇ 今回の被験者 ◇
 ・船木屋  (鰤たんハァハァ)
 ・あかり姉さん  (新婚らぶらぶ)

  ◇ 試食 ◇

ぴゅぴゅっとアワッチュ
 ぴゅぴゅっとアワッチュ (95円)

 毎回タイトルが凝っているカネボウのお菓子。
 今回取り上げるのは「ぴゅぴゅっとアワッチュ」。
 商品名の擬音とパッケージ画像だけでどんな製品か想像できるということは前までに解決済みだが、今回の擬音と絵から察するに、スポイトのようなモノを使って2つの液を混ぜると泡が出てくるようだ。
 今回船木屋が気になっていることが1つある。
 色が変わるのはいつものことだから驚くことではない
 自分が絵を見て腑に落ちなかったのは、青色黄色を足すとピンク色になることだ。
 色の3原色であれば緑色光の3原色であれば白色になるはずだ。
 色の基本則に反するこの変化、ぜひとも確認してみたいところだ。

内容物
 今回の内容物は何だろう。
 中に入っているのはいつものように粉1〜2とスプーン。そしてスポイトが2つくっついたものだ。
 さらに謎のストローが入っていたが、何に使うのだろうか。
 袋に書かれているマニュアルを読んでみると、このストーローで後からスポイト同士を繋げるのだという。
 なるほど、とちょっと感心してしまったが、マニュアルを読まないとこんな用途は思い浮かばない
 インスピレーションで作成できるような感じだったらいいのだけど、よく考えてみると、ケミカル菓子シリーズって、毎回1と2の粉を別々に溶かす場合と一緒に溶かす場合があるので、どちらにしてもマニュアルは必読しなければいけないようだ。
 この仕様は、困ったときだけマニュアル読めばいいやと考えているだいたいわかってる症候群の人にはとても厳しい仕様である。

 とりあえず、今回もマニュアルに沿って、作成してゆくことにしよう。

吸って〜
 早速1の粉と2の粉を溶かしてみた。
 すると、青色とは黄色の液が完成した。
 この2つの液を混ぜればピンク色になる……というのはなんだか信じられないが、いちごという事はやはり色が変わるのであろう。
 さらに、この段階でどちらかの色にいちご味があるのではないか、そう思った船木屋は、早速両方の液をなめてみた。

 青色の方をなめると、とにかく甘い。もう、泣きたくなるぐらいに甘い。
 例えるならそう、かき氷のブルーハワイ、あんな感じ。
 いちごの味の感じはしないので、それでは黄色のほうではないかと判断し、確認してみた。
 すると……
 めっちゃ酸っぱいんじゃ〜〜

 黄色の方、鬼のように酸っぱい
 レモンそのままよりもっと酸っぱい感じで、多分クエン酸そのまま溶かした液体と言っても良いぐらい。
 とにかく酸っぱい、酸っぱい味なので、耐えられず麦茶を手にとってうがいをしたくなるほどだった。

 この2つの液を混ぜることで本当にいちご味になるのだろうか。
 そこはかとなく不安が漂う。

でろでろでろでろ
 スポイトで両方の液を吸い取り、ついに混合の時が来た。
 ストローをスポイトの注入口に差し込み、出口を1つにする。
 これで出てくるとき、混ざって出てくるのだ。すげぇ。
 早速スポイトから液を押し出してみると……

 なんだか気持ちの悪いモノが出てきたような……
 何というか、やや紫がかった、ゲル状のなにかがどろどろと出てきている。
 ところどころ空気の泡が入っているため、余計に気持ち悪いモノに見える。
 粘りけはほとんどなく、ほとんど溶けきったアイスクリームのような感じでとろとろとした液体だが、この色ではとてもではないが食欲などは沸きそうもない。
 もしかしてこれがピンク色なのかと思ってしまったが、そう言えばまだ使っていないアイテムがあることを思い出した。
 そう言えば、「へら」って使ってないよね。

 アイスクリームのスプーン、というかへらで、この怪しげな物体を混ぜてみた。

なんかきれい

 へらで混ぜてみたところ、見事なピンク色に。
 こいつはびっくりである。しかも、このクリーム状のモノの味もなんとなくいちご味になっている。
 なんとも不思議だ。
 どうやら、先ほどのくどいぐらいの甘みと、凄く酸っぱい酸味を混ぜ合わせることでいちご味になるらしい。

 これは途中で匙を投げることがなければそこそこ面白いものではないかと思う。
 しかし、パッケージのように出てきた時点でいちご味になっていないのは残念なところであった。

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