◇ あの「菓子鍋」を再現する。 ◇



 ◇ 制作 ◇
出汁
 90円の土鍋を準備して、てきとーに洗い、水を半分ぐらい入れる。そしておもむろに梅こんぶを投入して沸騰するまで待つ。昆布を最初に入れたのは当然だしを取るためである。沸騰した頃を見計らって続いてうまい棒、きびだんご、こんにゃくゼリーと次々に投下。とにかくこの時は食うことなんか全く考えていないため、とにかくうふふ笑いでどんどん投下を繰り返す。気分はねるねるねるねの魔女になった気分。ただ唯一違う点は、できあがったモノに「うまい!」なんて賞賛を与えることがまずできないということが確約されているからであるが……。
 しばらく煮込むとうまい棒やきびだんご、さらにはこんにゃくゼリーまで溶けてとろみのある液体に。これはヤバいと言うことで次々に投入。続いてビスコ、チキンカツ、ステーキ味ぽてち、マシュマロ、チョコフレーク……と投入していった。

マシュマロ投下ノ図
 チョコフレークを投入するまでは特に問題がなかったのだが、入れてしばらく経つと部屋中に凄い臭いが。今まで部屋の中で作っていたのだけど、あまりの臭いにベランダまで移動。なんて言えばいいのだろうか、甘いんだか苦いんだかよくわからない臭いで、いわゆる腐った生ゴミを暖めたって感じの臭い。近くで臭いをかいでいるとマジでむせます。途中何度かせき込んでしまったし。
 チョコフレーク投入前はゼリーが溶けて水色していたのに、チョコフレークだのフルーツゼリーだのぷっちんぷりんだの柿の種だのを入れているとスープ?が見事に茶色に変色。ちなみに臭いも殺人的といえるレベルまでビルドアップ。もうはっきり言ってたまりません。
 最後にぽてちと占いマーブルチョコを投下して完成……と言うところなのだが、この時占いで、未来× 健康△と言う部分がものすごく気になってしまった。て言うかやっぱりヤバいんかコレ!!
完成した菓子鍋
 とりあえずマーブルチョコのおかげで彩りは良いのだけどスープと臭いは既にこの世のモノではなくなっていて、もうどうしようもない限り。一番最初にこんな馬鹿なことを行ったイ・ヤン提督にはマジで敬意を表したい気持ちで一杯です。この時点でみょ〜さんと2人して既に破棄のことを思い浮かべ、隣の部屋とかから苦情が来ないかとかそんなことばかり考えていたり、とりあえず食べるとしたらどちらから食うかなんてことをひたすら言い合っていたりもしたが……。
 とりあえずちょっとだけ味見を……と思ったがあまりに熱いためちょっと冷ますことに。とりあえずコンロの火を消し、しばらくはムービーの編集などをしたりしてお茶を濁すことにする。冷蔵庫からおいら達的にヤバいジュースに勝手に認定したコカ●ーラをコップに注ぎ、決行の時を待つことにした。さあ、ここまで来た以上、もう後に退くことは許されないのである。

 次のページでは、ついにこの毒々しい鍋を食べるとする。続きは次のページにどうぞ。

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