◇ 山頂晴れて ◇



 「山岳では、体重が2kg落ちただけでも走りが軽くなる」 (ランス・アームストロング)


  ◇ 遭遇 ◇

リベンジ!
 バナナスパを食べた後の食後のデザートとして選ばれたのはかき氷
 10月ということで、シーズンオフという感じは否めないが、それでも食べたいのだから仕方がない。
 全員の体調を見て、いけそうなので挑戦開始。

 しかし、練乳がイヤだとか、意外と好き嫌いが多い面子だったためさっくりと決まらず、ようやく決まったのはバラカルピスというネーミングから。
 既に間違ってるということは置いといても、全員の総意で納得したのだからこれで良し!

 早速届いたかき氷は、ノーマルサイズで写真の通り
 大の大人の腕ぐらいのサイズはあるので、だいたい30cmぐらいでしょうか。何にしてもデカい。
 ノーマルサイズでこの大きさなのだから、以前ちらっとだけ見たダブルサイズは、やはり70cmはあると思われる。ああ怖い。

 さて、バナナスパも食べつつ、かき氷にも挑むことにした。


かき氷の時のお約束 大きすぎてこぼれます

 かき氷が大きければ大きいほど、やると楽しいのがトンネル掘りではないだろうか。
 5人いれば食べる場所も違うワケで、上から食べるオーソドックスな食べ方もあれば、トンネルを掘るイカレた食べ方をすることもある。
 船木屋の場合は、その後者の人間であり、こんな感じでトンネルを掘ってしまった

 この時は、何人かで掘り進めていたためか、崩落事故も多数発生した……というのは別の話で。

 それにしても、高さ30cmもあると、慎重にしていてもこぼれるのが困った限り。
 トンネル掘りも要因の1つだろうが、結構こぼしてしまうので、ちょっと勿体ない気がしてならない。

 薔薇カルピスって、よくよく考えると便所の芳香剤の香りにも使われるので、人によっては嫌悪感を示すことがあるようだ。
 船木屋&あかり姉さんがラベンダーに抵抗を示すように、薔薇の香りにCWDさんが反応してしまった。
 やはり、トイレの芳香剤を意識してしまうといけないようだ。


ホットトマトバジルジュース
 甘口バナナスパかき氷も無事完食したので、食後のドリンクを飲むことにした。
 と言うワケで、皆が皆、疲れ切ってコーヒーや紅茶など、普通のメニューを頼む中、おいらだけは違った。
 店内のポップで気になっている……トマトバジルジュース
 以前、巨峰ジュースのホットがあったので、トマトバジルジュースにもホットがあるかどうか気になったので、店員さんが来たときに注文してみた。

 今まで、どんなメニューを注文しても全く動じることがなかったマウンテンの店員が、これには動揺したようだ。
 「もしホットが無理ならアイスでもいいです
 この言葉が、マウンテンのマスターへの挑戦と受け取られたのか、こんな突飛なオーダーが通ってしまった。

 そして、遂に奴はやってきた。
 トマトジュースをホットで飲んで、撃沈したことがあるものの、はたしてこれはどうだろうか。
 周囲の不安をよそに、ゆっくり飲んでみると……

 全然美味いわ、これ

 見た目と、トマトジュースのホットと聞くと抵抗があるモノの、全然そんな味はしなくて、紅茶のような感じと言いましょうか。キャロットティーに近いかも知れません。
 また、CWDさん達が飲んだコーヒーも、喫茶マウンテンがそういえば喫茶店だったんだと思い起こさせるような、美味しいコーヒーを堪能した。


 喫茶マウンテン。
 確かにこの味と価格。数十年の老舗であることには疑う余地もない。

 さらに、店内の雰囲気、そしてそのボリューム、突飛なメニューが、やっぱり我々の心を掴んで離さない。
 エイボンさんやあかり姉さんと言った、マウンテン中毒になる人間が出てくることは、やはり必然なのだろうか。


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