◇ 偽・漢汁(おとこじる) ◇



 この間、上野のアダルトショップに夫婦揃って見学がてら探検してみたときのこと。
 あかり姉さんはコスプレの服になりそうな服を、船木屋はいろいろと面白そうなグッズをいろいろと買ってみた。
 特に以前から気になっていたモノを無事購入したので、今回ネタにしてみることにしよう。

ざ〜めんみるく
 「ざ〜めんみるく」とは何か。
 価格はこのサイズで800円の普通のローションである。
 この容器一杯に精液が入っていて子作り効果に役立つ……というのは冗談としても、実際、精液みたいなモノが入っているのだ。
 実際の精液というものはとても臭く、そして苦い。そのため、アダルトビデオの撮影の際にAV女優さんが苦言を呈した際、発明されたと言うモノだ。
 また、ただ臭いや味だけでもなく、これ自体はローションと同じ成分なので、妊娠することがない。そのため、アダルトビデオの撮影で、特に男性なら大概の人が好きであろう中出しモノなんかでは、ローションを注入したのち撮影すれば精液が流れる感じが出る、ということだ。
 実際、自分も偽精液の存在を知るまで本物だと思っていたのは秘密であるが。
 同時にあれだけ出せればいいなと思ったこともあるのは別の話として。

 さて、せっかく購入したのだからぜひ使いたいと思うのは男の摂理であろう。ところが、これを使うことにあかり姉さんは大反対
 どうやら生理的に気持ちの良いものではないらしい。
 しかし、今思ってみると、たとえあかり姉さんがOKを出したとしても、乳はおろか、擬似中出し写真なんて撮影してホームページにアップロードしようものなら、国家権力に逮捕されてしまう。
 いくらネタだらけのホームページとは言え、ネタのために人生を破滅させるつもりは毛頭ない。

なんだかインモラルだね
 とりあえず、自分の手に少々垂らしてみることにしよう。
 写真だけ見るといかにもいかがわしい写真になってしまう。実は、ティッシュペーパーに偽精液を垂らしてみようと思ってやってみたのだけど、デジカメで撮りにくかったこと、さらにあまりにそのものなのでこれは掲載できない。
 この伸び具合、そして垂れ具合。
 臭いと味がないこと、そして常温だと冷たいということが、実際の精液と異なる大きな部分となるだろう。
 もし、カップルなどでこれをかけて楽しもうと思っている方は、いちど人肌まで暖めて使うとよりそれっぽくなるだろう。

 ちょっと話は脱線してしまったが、ただ手に掛けてはいおしまい、というのは正直言って面白くない。
 やっぱり、男としてはパトスをぶちまけなければ気が晴れることはない。
 しかし、ホームページで載せられる範囲ではどこまで許されるだろうか。
 そう考えた船木屋は、1つの答えを出した。

 そうだ、フィギュアなら大丈夫だ。


東京みゅーみゅーいちごタンハァハァ


 というワケで秋葉原まで出て買ってきたワケだが。
 「東京ミュウミュウ」というアニメの桃宮いちごたんを。
 本当は「小麦たんマジカルて」の小麦たんフィギュアをDVDもろとも買う予定だったのだが、たまたま秋葉原デパートで「フィギュア2〜5割引」の広告を見て、「ジャイアントロボ」の銀鈴とジェニー人形と「あずまんが大王」の智ちゃんなどから選んだ結果、結局ミュウミュウに決定。
 なぜなら、ミュウミュウの決め台詞「地球の未来にご奉仕するにゃん。」のごとく、おいらがミュウミュウにご奉仕してあげませう(こら)、そんな気分になったのかもしれない。


いちごみるく
 では早速いちごたんに偽精液でいちごミルクにしてあげませう。
 などと、心の中暴走している船木屋だが、そういうことを考えつつもちゃぶ台にラップを敷き詰めたりと準備は万端。
 さて、せっかくの洋服を汚してはいけないと思い、脱がそうと試みるが、どうやらこのフィギュアは衣服が完全にくっついてしまっているらしい。
 非常に残念であるが、今回の趣旨とは違ってくるので今回は大人しく妥協することにしよう。
 偽精液は少々固まりになりやすく、実際の精液よりちょっと粘っこいのではないかという印象を受ける。そのため、どちらかというと雫の形になりやすく、どろりとした感じで流れてゆく。
 これはこれで萌えるのだが、厳密な意味で言うとちょっと水分が足りない気がする。
 実際に使用する場合は汗や女性から分泌される液と混ざってよりそれっぽくなるのかな、と勝手に推測を立ててみたりする。

ご要望通り中出し さて、せっかくのフィギュアなのだから基本的になにをやっても犯罪に問われることはない
 というワケで、いちごタンに中出ししてみた
 しかし、ぱんつが脱げるワケではないので、あくまで擬似であることにはかわりはないが。
 それでも、女性の股間から流れ落ちる精液というのはなんとも浪漫、と思ってしまうのはおいらだけであろうか。たぶん仲間はいないだろうが戯れ言として聞き流していただけると嬉しい。

 今回の実験も無事終わり、後片付けの段階になった。
 偽精液はどろどろとして、ティッシュペーパーでもなかなか完全には拭き取れない。では、どうするかと言うと……
 約40℃のお湯で洗うと、実に簡単に落ちてくれる。元々、このようなフィギュアは埃などで汚れやすい為、お湯で洗うとよいのだが、この偽精液もお風呂などで洗うと実に落ちやすくできているようで、実に簡単に洗い上げることが出来た。
 いちごタン陵辱から3分もしないうちに元通りの姿に戻ることが出来た。

 偽精液。意外と楽しめそうなアイテムだ。
 ただ、内容量の割にはあまり使わないので、大型タイプを購入すると使い切れない恐れがある。そのため、まずは程々のサイズで試してみるのがよいかと思われる。

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