◆記事に改ページ機能を付加する

Movable Typeには、何故か改ページという概念がないようです。
今のブログのように、がつがつ日記を書く人のことを想定していなかったのでしょうか。
外部プラグインにて、2種類ぐらい提供がされています。
どちらを使用しても問題はないので、好みの方を使うのがよいでしょう。


☆DivPages.pl

http://www.sixapart.jp/movabletype/plugins/divpages.html
改ページプラグインとして、Movable Typeの配布元にも紹介されているプラグインです。
http://www.h-fj.com/blog/archives/2005/07/08-130132.php
配布元はThe blog of H.Fujimotoさんのサイトです。

設定方法はMovable Typeの配布元が詳しいですが、こちらでも紹介します。

1.
配布元サイトから、「プラグインのダウンロード」をクリック。
「DivPages.txt」を、「DivPages.pl」にリネームします。
※エクスプローラーの設定にて、「ファイルの拡張子を表示する」設定にして下さい。

2.
FTPソフトでMovable Typeのインストールフォルダ内にある「plugins」フォルダにアップロードします。


これでインストール完了です。
続いて、ソース上の設定を行います。

1.
テンプレートの「アーカイブテンプレート」にある「ブログ記事リスト」を開き、<MTEntries>の直前に、下記のタグを挿入します。

<$MTDivPagesInit per_page="n"$>

「per_page="n"」のnには、1ページあたりに表示するエントリーの件数を指定します。
例:1ページに5件なら「per_page="5"」。per_pageを省略すると10件になります。


2.「MTEntries」を「MTEntriesDivPages」に置き換える
続いて、<MTEntries>を終了タグも含め<MTEntriesDivPages>に置換します。


3.下記のタグを表示させたいところに置く

下記のソースを「アーカイブテンプレート」にある「ブログ記事リスト」にて追加をします。


<MTDivPagesIfMulti>
<form id="page_sel" name="page_sel" action="get">
<div>
<MTDivPagesIfPrevPage><a href="<$MTDivPagesFirstPageLink$>">先頭ページ</a>|<a href="<$MTDivPagesPrevPageLink$>">前のページ</a>|</MTDivPagesIfPrevPage>
<select name="page_num" onchange="location.href('<$MTDivPagesCurPageLink mode="relative"$>~page=' + document.page_sel.page_num.value);">
<MTDivPagesLoop all="1">
<option value="<$MTDivPagesNumber$>"<MTDivPagesIfCurPage> selected="selected"</MTDivPagesIfCurPage>><$MTDivPagesNumber$></option>
</MTDivPagesLoop>
</select>ページ/<$MTDivPagesCount$>ページ
<MTDivPagesIfNextPage>|<a href="<$MTDivPagesNextPageLink$>">次のページ</a>|<a href="<$MTDivPagesLastPageLink$>">最終ページ</a></MTDivPagesIfNextPage>
</div>
</form>
</MTDivPagesIfMulti>


先ほど編集した<MTEntriesDivPages>の直後に記載するのがよいでしょう。


4.
再構築を行うと、反映されます。
が、時間が掛かるのでまずは「月間のみ」などから試して行きましょう。


☆PageBute.pl

個人的にオススメしたい改ページプラグインがこちらです。
http://www.skyarc.co.jp/engineerblog/entry/2642.html

配布元はスカイアークシステムさんのサイトです。
設定方法はDivPagesと大差ありません。

1.
配布元サイトから、「PageBute:ダウンロード」をクリック。
zipファイルをダウンロードし、PageBute.plを解凍します。

2.
FTPソフトでMovable Typeのインストールフォルダ内にある「plugins」フォルダにアップロードします。


これでインストール完了です。
続いて、ソース上の設定を行います。

1.
テンプレートの「アーカイブテンプレート」にある「ブログ記事リスト」を開き、<MTEntries>の直前に、下記のタグを挿入します。

<MTPageContents count="n">

「count="n"」のnには、1ページあたりに表示するエントリーの件数を指定します。
例:1ページに5件なら「count="5"」。countを省略すると10件になります。


2.下記のタグを表示させたいところに置く

下記のソースを「アーカイブテンプレート」にある「ブログ記事リスト」にて追加をします。

<MTIf name="datebased_archive">
<MTPageContents count="10">
<MTEntries>
<$MTEntryTrackbackData$>
<$MTInclude module="ブログ記事の概要"$>
<$MTPageSeparator$>
</MTEntries>
</MTPageContents>
<div class="content-nav">
<MTIfPageBefore><$MTPageBefore delim="<<前のページへ "$></MTIfPageBefore><$MTPageLists delim=" | "$><MTIfPageNext><$MTPageNext delim=" 次のページへ>>"$></MTIfPageNext>
</div>
<MTElse>
<MTEntries limit="auto">
<$MTEntryTrackbackData$>
<$MTInclude module="ブログ記事の概要"$>
</MTEntries>
</MTIf>


3.
再構築を行うと、反映されます。
が、時間が掛かるのでまずは「月間のみ」などから試して行きましょう。


DivPagesとの大きな違いは、<MTEntries>を残すということです。
使いやすい方を使うのがよいと思います。


※ご注意
Movable Typeのバージョンアップのとき、ついプラグインを削除してしまわないこと。
過去ログページが出なくなってしまうので、要注意です。



※ 当サイトの各種サービスをその利用規約等で定める範囲内でご利用いただく場合や、著作権者の許諾なく著作物を利用することが法的に認められる場合を除き、無断で複製、公衆送信、翻案、配布等の利用をすることはできません。また、利用が認められる場合でも、著作者の意に反した変更、削除はできません。記事を要約して利用することも、原則として著作権者の許諾が必要です。
※ 当サイトの情報は執筆当時の情報を元にしているため、現在の内容とは異なる場合があります。