サイトのアクセスアップにはSEO対策とかが効果的、とよく言われますが、サイト内のユーザビリティーの向上も1つのテーマです。
アクセス解析はもちろん、クリック・アット・グランス(サイト内クリック率)を計ることも重要な指標になってきますが、アクセス解析以外の計測ツールについては有料のものが多いです。
とはいえ最近ではクリック・アット・グランスはGoogle Analyticsでも見れるようになったのですが、もっと視覚的に伝わるサービスはないのかしら…
そう思っていました。

すると先日、「UserHeat」という、サイトのページ上でどのページが最も見られているのかを診断してくれるツールが発表されました。
しかも機能の割に無料とのこと。
これはすごい!とばかりに早速導入してみました。

「UserHeat」ではサイト内マウス移動、クリックマップ、ヒートマップの3種類を検出してくれます。
タグを導入してから約1日ほど待つと情報が集まってくるようで、サイトを見に来たユーザーの行動が漠然と、視覚的に見れるそうです。
デモを見る限りではおいらのイメージ通りだったので、早速導入してみました。
指定のタグを設置して約1日。
アクセスも集まってようやく「UserHeat」のプレビューが見れるようになりました。


UserHeat。

まずは目玉機能の「ヒートマップ」。
ユーザーの視線はだいたいこのあたりを見ているだろう、とブラウザ上のマウスの動きを検知して推測してくれます。
赤くなっている部分が見られていると推測される箇所で、おいらのサイトのトップページの場合は「船木屋さんとこ(仮題)」の文字あたりが最も注目されているのがわかります。


UserHeat。

続いて「クリックマップ」も試してみました。
こちらはサイトを見に来たユーザーがだいたいこのあたりをクリックしているということがわかるものになっています。
たとえばこの「船木屋さんとこ(仮題)ブログ」では、正直目立っていない「同人販売物一覧」や「CG展示室」あたりに注目が高く、ユーザーが求めているものを把握したり、またはクリック率アップのためには何かしら視覚的向上策が必要なのかなとも推測されます。

クリック・アット・グランスもこの手の指標を取るには便利なのですが、1つのページ内に同じリンク先のものが複数あった場合、同一のパーセンテージとして算出されてしまうので、実はわかりづらいことがしばしば。
このように具体的な場所が「見える」ツールは便利です。
とはいえこの情報が全てではありませんが、サイトのプチ修正を行う際の指標には便利なツールですね。

現状のサイトに漠然とした不満がある場合、改善のために使ってみるのはいかがでしょうか。


※UserHeat
http://userheat.com/



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