若桜鉄道毎月2回、保有している蒸気機関車C12-167号の展示走行、および毎月1回体験運転を行っています。
訪れた日はちょうど展示走行の日だったので、蒸気機関車もじっくり見ることが出来ました。


若桜駅の入構証。

11:00。あいにくの雨の中、若桜駅の展示走行線に向かいます。
展示走行線に入るためには入場料300円が別途掛かるのですが、このような入構証を首から掛けて判別するそうです。


若桜駅の転車台。

<クリックすると動画が再生されます>

展示走行線の中央には大きな転車台があり、その向こう側にC12-167号が停車していました。
この転車台は長らく放置されていたそうですが、ボランティアによって修復され、実際に使用できるものになっています。
ちなみにこの転車台は手動で回転させる、昔ながらの転車台です。

若桜鉄道のSL、C12-167号は実は石炭ではなく、圧縮空気と水で走るものに改造されているけれど、汽笛と吹き上げる白い煙はまさに本物のSLっぽい感じでわかる人しか区別がつきません。
大きな汽笛を鳴らしながら、SLは転車台に向かって走り出しました。


若桜鉄道のSL、C12-167号。

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転車台に到着すると、一旦SLは動きを止め、転車台の動作を待ちます。
この転車台は手動で切り替えを行うため、係員が手で押すのですが実際にこの転車台を動かすこともできるそうで…。
今回は近くの幼稚園の遠足と思われる団体も来ていたため、子供が中心となって転車台の回転動作を手伝っていました。

転車台が回っているのを見ると、真岡鐵道のSLを思い出します。
あちらは音楽が流れながらの自動で転車台が回転していたけれど、手動で回転させる若桜鉄道の転車台も良いですね。
そういえば、真岡鐵道のSLはC12-66号なので、同じくC12蒸気機関車が観光資源として残っているのですね。


若桜鉄道のSL、C12-167号。

蒸気機関車を見て子供がはしゃいでいたけれども大人も蒸気機関車を見ると胸が躍ります。
若桜鉄道の人も蒸気機関車が好きだから大切に残しているんだろうなぁ…

いずれは若桜鉄道線に再び蒸気機関車を走らせる夢もあるとか。
沿線には古きよき駅舎がたくさん残っているので、ぜひ実現して欲しいですね。

ちなみに若桜鉄道では蒸気機関車復刻のための募金や枕木オーナーを募っているのですが、公式サイトはもちろん若桜駅でも非常に小さい掲示で目立ちにくく、もう少し広告告知をしてもいいのに、と思ったおいらでした。

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