1泊2日の山陰旅行ももうそろそろ終わりが近づいてきました。
本来の予定では18:40発のスーパーはくとに乗る予定でしたが、雨がどんどん強くなってきて気軽にぶらつけなくなったこと、そしていろいろと歩き回ったのでさすがに疲れが貯まってきました。
みどりの窓口で乗換変更を行い、16:54発のスーパーはくとに乗って帰ります。


智頭急行のHOT7000系気動車。

智頭急行の特急車両、HOT7000系気動車には個人的にずっと乗ってみたかった列車でした。
智頭急行は鳥取県から兵庫県までの間をより高速に結ぶために建設された路線を運営する会社で、第3セクターながら黒字を出せている数少ない鉄道会社の1つです。
東側の会社で例えるなら、新潟県内の山岳部を160km/hで高速走行を行う北越急行と非常に良く似ています。

そして智頭急行が誇るHOT7000系気動車は気動車でありながら130km/hで走ります。
電線から電気を供給する「電車」ではないのにここまでのスピードが出るなんて驚きです。
実は160km/hまで出すことも出来るそうなので、それを考えると本当に恐ろしい列車です。


電光掲示板が!!。

さらに特急車両はJRの特急車両と比べてもはるかに広々とした感じで、しかも今どのあたりを走っているのかを見ることが出来るモニターも設置。
これによって運転席からの車窓も楽しむことが出来ました。

この日はあいにくの雨で時々ワイパーが映ったりもしたけれども、疾走する車両と通過してゆく駅舎をモニターで見ていると楽しくなりますね。
ちなみに今回乗車したのは先頭の5号車だったので、最前席まで行くと運転室も眺めることが出来ました。
新しい車両ということもあってか、すっきりとした運転室のようですね。


座席のカバーはランダム。

さらに座席の枕カバーには智頭急行沿線を描いたイラストが描かれた物になっていて、鳥取砂丘や西はりま天文台などいくつかの種類のイラストが描かれていました。
おいらの座席にあったのは石谷家というもので、調べてみると鳥取県八頭郡智頭町にある近代和風建築なのだそうです。


因州中井窯の手洗い場。

そして極めつけが、洗面所の器が因州中井窯で焼かれた陶器でできています。
黒と青緑、そして白の3色が使われた豪快なものでこれは素敵です。
他にも内装が和風になっていて、乗る人を飽きさせません。

サンライズ出雲
といいスーパーはくとといい…
山陰方面に向かう特急列車はとびきりデザインがよくていいですね!
また機会があったら乗ってみたい、そんな列車でした。

◆関連日記
さよなら餘部鉄橋・鳥取観光の旅【目次】



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