富士急行線の中心駅、富士吉田駅から大月方面に2駅目にある下吉田駅。
今回はこの駅に下車してみました。
今回この駅に来た理由がありまして…おや?


183系 快速富士芝桜まつり号

唖然快速富士芝桜まつり号が停車してる!!

全くの偶然ですが、下吉田駅で快速富士芝桜まつり号が待ち合わせ停車のためしばらく停まっていました。
今回の富士芝桜まつりに合わせて運行されている臨時列車は2種類ありまして、1つ目は既に乗車したお座敷富士芝桜号
もう1つがこの183系の快速富士芝桜まつり号です。
こちらの電車は帰りに乗車予定のため朝はノーマークだったので嬉しいですね。


下吉田駅裏側。

今回下吉田駅に来た理由は、2009年にリニューアルされたばかりの新駅舎を見るのが主目的。
そしてもう1つは今年の4月29日から公開開始された寝台特急富士の車両を見ることです。
まずは、下吉田駅に静態保存されている車両の紹介からしてゆきましょう!


スハネフ14形 富士

かつて東京駅から西鹿児島駅までを走っていたブルートレイン「富士」。
2009年に廃止となったこのブルートレインですが、富士の名前つながりで富士急行線の下吉田駅に車両を1両誘致したようです。
客車部分の1号車をそのまま静態保存しているようですね。


なにやら煙が。

ただ静態保存しているだけかと思ったら、突然エンジンの掛かる音がしてびっくり!
線路の両端は完全に止められているので走ることはないと思いますが、内部電源のため今でもエンジンを動かしているのでしょうか。
静態保存の電車かと思ったら突然煙を吐いたらさすがにびっくりします。


方向幕は西鹿児島駅(日豊線経由)。

ブルートレインの方向幕は西鹿児島駅(日豊線経由)となっていて、「富士」時代の最長距離時代の方向幕が再現されていました。
ちなみにこのスハネフ14形は実は「富士」として使われたことはなく、実は寝台特急「北陸」の車両を譲り受け「富士」として静態保存しているそうです。


23-4 富士急工。

また、現在もエンジンを掛けたりするためなのか、さりげなく車両機関区が「23-4 富士急工」に変更されていました。
つまることは今年の4月に富士急行に車籍変更があったワケで…
ブルートレインを私鉄車両が保有と考えるとなかなか面白い表記ですね。


寝台も見学可能。

また、スハネフ14形の内部も見ることが出来ました。
B寝台車の中に入ることが出来、いろいろと見ることが出来ました。
ブルートレインの座席を見ていると、いろいろと旅の思い出が蘇ります。
さすがに座ることは出来なかったけれど、ここで座ってまったりしたかったです。


貨物車の見学も可能。

また、富士急行線ではかつて貨物を取り扱っていた関係からか、貨物車の見学もできるようになっていました。
富士急行ワフ1形などの貨物車が綺麗になって静態保存されていますが、ブルートレインに比べると案内なども少なく、やや地味な感じに見られました。

下吉田駅はこの静態展示だけでも充分お腹いっぱいなのですが、さらに注目すべきポイントがあるのでそちらに向かってみましょう!
続きます。

◆富士急行線ぶらり旅
富士急行線ぶらり旅【目次】



※ 当サイトの各種サービスをその利用規約等で定める範囲内でご利用いただく場合や、著作権者の許諾なく著作物を利用することが法的に認められる場合を除き、無断で複製、公衆送信、翻案、配布等の利用をすることはできません。また、利用が認められる場合でも、著作者の意に反した変更、削除はできません。記事を要約して利用することも、原則として著作権者の許諾が必要です。
※ 当サイトの情報は執筆当時の情報を元にしているため、現在の内容とは異なる場合があります。