長万部駅から札幌駅までは2つのルートがあります。
1つ目は特急列車がどんどん走る、室蘭本線を通って登別、苫小牧などを経由してのルート。
もう1つは函館本線のニセコ、小樽経由のルートです。
距離的には室蘭本線の方が長いのですが、特急列車が多く走っているため特急列車に乗れば速く到着できます。
しかし今回はせっかく普通電車のフリーパスを持っているので、できるだけ普通電車で移動したい…
というワケで函館本線経由のルートを選択しました。


函館本線 キハ150形気動車。

長万部駅発小樽駅行きの普通電車です。
キハ150形気動車の1両編成に乗って移動します。
函館本線は長万部駅から山越えのルートとなり、日本海に向かってゆきます。
景色は森ばかりかと思ったら意外とそうでもなく、いろいろと変化があって楽しめる車窓です。


二股駅。

長万部駅の隣駅、二股駅です。
JR北海道の無人駅では駅舎が昔の鉄道車両を使っている駅もあるというのは知っていたけれど、実際に見ると驚きます。
二股駅は近くに二股らぢうむ温泉があるところで、時々ビジネスホテルでここの温泉の源泉を汲んできており、温泉に入れることを売りにしている宿もあって気になっていました。
無人駅ながら下車する人がちらほらといたのでこれから二股らぢうむ温泉の宿に泊まる観光客でしょうか。
おいらも一度行ってみたいですね。


昆布駅駅名標。

途中、気になる駅がありました。

唖然山の中なのに昆布駅…だと…

なにか昆布と関係がある駅なのかと思っていたら、アイヌ語で「トコンポ・ヌプリ(小さなコブ山)」という呼び名から昆布になったとか。
日本海側から昆布でも運んでいたのかと勝手に想像していました。
ちなみに昆布川温泉という温泉があるとのことで、これもまた気になります。

また、観光地のニセコで途中下車したかったけれど、運転停車もなく、また今日中に札幌に到着できなくなるため今回は断念。
このあたり、改めて観光に来たい場所になりました。

ニセコ駅を過ぎ、ワインやウイスキー工場で知られる余市駅を過ぎるとすっかり夕焼けに。
そして小樽駅に到着しました。


小樽駅に到着。

小樽駅は明治時代の雰囲気を残すイメージの駅舎になっていて観光都市という印象を与えます。
確か修学旅行で小樽に来たことはあるけれど、運河を見てもそんなに面白くもない…というのが当時のおいらの感想でしたが、今見たらどう思うのでしょうか。
今回は観光できませんでしたが、今度観光してみるのもありですね。


夜の札幌駅。

小樽駅からは新千歳空港行きの快速で札幌駅まで向かいます。
ようやく本数が多くなり、都会に出てきた感じがします。
そして20:13、ようやく札幌駅に到着しました。

東京を出てからなんと12時間。
ほぼ1日かけて札幌までやってきました。

今回はある程度特急列車も使ったけれど、それでも遠い…
北海道新幹線ができるとどれだけ変わるのだろうか、そんなことを思ったおいらでした。

◆北海道・東北乗り鉄の旅
北海道・東北乗り鉄の旅【目次】


◆7/18(金)の乗車計画
08:44発 大宮  はやぶさ5号 新青森行
11:19着 新青森
11:30発 新青森 スーパー白鳥5号 函館行
11:37着 青森
11:50発 青森 スーパー白鳥5号 函館行
13:42着 函館
14:13発 函館  北斗89号 札幌行
15:40着 長万部
16:33発 長万部 JR函館本線 小樽行
19:13着 小樽
19:28発 小樽  JR函館本線 新千歳空港行
20:13着 札幌 ←今回はここまで



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