今回の帰省は日曜日まで滞在の予定で、時間の合間を縫って黒部方面や金沢方面の駅スタンプを押してゆく予定でした。
しかし、3日目までに今回の帰省目的だったところには全て行くことができたので、最終日はフリーでした。
そのため、青春18きっぷで福井あたりまで足を延ばそうか…そんなことを考えていたおいらに親が「どこか一緒に行くか?」ともちかけてきました。
特に行きたいところはなかったのですが、ふと頭に浮かんだのが、旅行前日に食べたコアラのマーチでした。


コアラのマーチで輪島。

唖然輪島に行きたい。

富山から約2時間も離れた、能登半島の北側の町、輪島。
親も「輪島の朝市もいいね!」と食いついてきたので、朝6時半出発で輪島に行くことが急遽決まってしまいました。


じゃあ、輪島に行こう。

「そうだ、輪島に行こう。」
というワケで、能越自動車道でまずは石川県七尾市に向かい、そこからのと里山海道を使って輪島を目指します。
のと里山海道はかつて能登有料道路と呼ばれていたところ。
そのため有料かと思って身構えますが、無料で走行できる高速道路でちょっとだけ拍子抜けです。


のと里山海道は能登空港ICまで。

のと里山海道は能登空港ICまでが開通していて、そこから先は一般道を通ります。
能登空港…これもまた気になるところ。
1日2便しかない閑散とした空港らしいので、時間があれば寄りたいですね。


道の駅輪島。

輪島市に到着したのでまずは道の駅輪島「ふらっと訪夢」に向かいます。
ここはかつて国鉄七尾線、のと鉄道の輪島駅だったところに建っている道の駅です。


元輪島駅。

かつて駅だったことを思わせるかのような「輪島駅」の文字。
道の駅内部は輪島市の観光案内所とバスターミナルの待合所になっていますが、さらに奥にお目当てのものがありました。
それは…


のと鉄道輪島駅時代のホームが。

のと鉄道輪島駅当時のホームが一部保存されていました。
廃線間際の頃の時刻表もあり、当時の姿を感じさせます。
…と、実はカメラでこのように撮影すると昔の遺構のように見えてよいのですが、輪島駅の駅名標と言えば欠かせないネタがあります。
それは…


シベリア?

唖然シベリア?

かつてののと鉄道七尾線の終点駅、輪島駅。
なぜかその先には「シベリア」の行先表示が書かれています。
これは、のと鉄道営業当時から書かれていたいたずら書きで、海を渡ってシベリア鉄道に…というネタなのでしょうが、それが公式として残されるようになったそうです。
わくネタ画像で見ますが、実物を見たのは初めてでした。


そして書き割りののと鉄道のイメージが。

そして先ほどのホームの先には、実はこんな書き割りが…

唖然感動、台無し…

のと鉄道の車両の書き割りがある旧輪島駅駅舎。
これがあることでちょっと安っぽくなっているけれど、車両の静態保存ができなかったためこうせざるを得なかったのでしょうか。
いろいろと大人の事情も感じさせられます。

輪島駅は今はこうなっているのか…
伝え聞く話はいろいろと聞いてみましたが、やはり実際に来てみるものですね!

◆中央線・信越線・北陸線青春18きっぷの旅
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◆関連日記
コアラのマーチで…。



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