今回道の駅きたかわべまでやってきたのにはある理由がありました。
それは…


ハート型の谷中湖。

埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県の県境に位置する谷中湖(渡良瀬遊水地)。
元々は足尾鉱毒事件の鉱毒を無毒化するためにする貯水池として明治から大正時代にかけて進められましたが、形がハートの形になっているということもあり、バレンタインデーの今日、何かあるかもしれないし、せっかくなのでハート形の湖を眺めよう、というワケでやってきました。


道の駅きたかわべ。

というワケで、道の駅きたかわべにやってきました。
ここは過去に来たことがあるのですが、展望台には営業時間の17時までに間に合わず、時間切れで入れずじまいでした。
今回は営業時間内に間に合ったので、ここから展望台に上って谷中湖を眺めたいと思います。


展望台から谷中湖を見よう。

道の駅きたかわべの展望台に上がってみました。
3階まで上がってみたらこんな景色。
天気も良いし、なんとも良い景色が眺めそうです。
双眼鏡もあるし、早速覗いてみると…


全然高さが足りない。

唖然全然谷中湖が見えないじゃないか!

一応谷中湖が見えることは見えるけれど、ハート形という湖の形を確認することはできません。
何だかもっと高いタワーとかはないのだろうか…もしかしたらハート形を確認できるところはあるんだろうかと地図を見てみると、近くに「渡良瀬遊水地ウォッチングタワー」というものがあったので、早速向かってみました。


渡良瀬遊水地ウォッチングタワー。

谷中湖の北側にある渡良瀬遊水地ウォッチングタワー。
場所的にはちょうどハート形の上あたりになります。
高さ的には3階建てぐらいの高さだったのでやや心配ですが、早速上ってみました。


登ってみた。

渡良瀬遊水地ウォッチングタワーの上まで上ってみました。
ここから双眼鏡の近くまで行くまでもなく、高さが足りません。
しかも四隅やいろんなところに張り出している柱が何故あるのか…
正直景観の邪魔にしかなっていません。


まだまだ高さが足りない。

道の駅きたかわべよりは谷中湖に近いので、より谷中湖を見ることができますが、ハート形を見ることはできませんでした。
なんでしょう、せっかくのハート形の湖なのだから、空から形が見えるほどのタワーを作ったりしたらある程度のカップル需要はあるのでは…とも思ったのですが、それが実現できていないということはハート形=バレンタインデーとかに直結しづらいのでしょうか。
あるのはパラグライダーやヘリコプターでの空から谷中湖を眺めるツアーぐらいになってしまうのでしょうか。
なんだか勿体ないような気がします。

せっかくなので谷中湖を観光すれば、誰かしらカップルとかもいるだろう、と思っていたのですが、ほとんど人とすれ違うこともなく…
また強い風が吹き荒れ、やや心配にもなりましたがさらに進みます。


絶賛干し上げ実施中。

渡良瀬遊水地ではちょうど「干し上げ」という、池の水をほとんど抜いていしまう時期に入っていました。
何故こんなことをするのかと言うと、渡良瀬遊水地の水が埼玉県や千葉県、東京都に供給される際に水が臭くならないために冬場は干し上げを行っているようです。
本当に面白いぐらいに水がなくなっていてびっくりです。

唖然一応チョコレート色なんやな…

湖の底が見えて茶色いからチョコレート色っぽい…
とか思いつつ、とりあえず谷中湖の真ん中まで向かいます。


ハート型の中心部に来ました。

谷中湖の中心部、中之島には何かあるのかな…と思ってやって来たところ、そこにあったのは丸いモニュメントのみ。
せめてハート形のパネルでもあればいいのに、と思ったのですがそんなものはありません。
このパネルはおそらく谷中湖から見える、様々な山々を方角に合わせて書かれているパネルなんだろうなぁ、と思いつつ見てみると…


何が書いてあるかと思ったら…草!

唖然草の絵…だと…

この谷中湖、渡良瀬遊水地周辺で見かける草木のイラストや野鳥のイラストなど、自然に関するパネルになっていました。
もはやバレンタインデーの浮かれ感はゼロ。
ハート形の湖だけど、デートのポイントとしてはかなり微妙なところでした。


旧谷中村跡。

ちなみに渡良瀬遊水地が出来た際に湖の底に沈んだ旧谷中村跡もありました。
何やら人だかりができていたので何かと思ったら、日本野鳥の会の人たちでびっくり。
このあたりにはたくさんの野鳥がいる所のようですね。

帰り際野鳥の撮影をしている人から声を掛けられたので「野鳥を見に来ました」と言ったおいらだけど、さすがに「ハート形の湖を見にバカップルしに来ました」とは言えなかったおいらでした。

◆関連日記
北関東ぶらりドライブの旅【渡良瀬遊水地篇】


◆埼玉県の道の駅ぶらり旅
埼玉県の道の駅ぶらり旅【目次】



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