ウトロから知床斜里駅前まで戻ってきました。
時間はもうそろそろ17時になりそうな時間帯。
とはいえ網走監獄はもちろん、屈斜路湖などの観光地を見る時間はなさそうだし、また「面白いところに行きたい」というあかり姉さんの要望にも応えられない…
そこで思い立ったのが、国道244号線と並走する釧網本線の駅で面白い駅が3つほどあるので寄り道してみることにしました。


JR止別駅。

まず寄り道したのはJR止別駅。
大正時代に建てられた木造駅舎です。
国道244号線からちょっと海側に道をそれたところに駅舎がありました。


JR止別駅駅名標。

止別駅は駅名標の通り、現役のJR北海道の駅舎です。
「水曜どうでしょう」のミスターこと鈴井貴之監督映画『銀のエンゼル』のロケ地としても知られる止別駅。
実はこの駅にはもう1つの顔があります。


ラーメンきっさ えきばしゃ。

それは駅舎の一部を「ラーメンきっさ えきばしゃ」という喫茶店として活用しています。
無人駅が多い北海道ですが、駅舎の一部を商店化しているケースが釧網本線ではちらほらと見かけ、この止別駅の隣の浜小清水駅は道の駅として、またさらに先の北浜駅、藻琴駅も木造駅舎に併設する喫茶店があります。
個人的には「釧網本線木造駅舎喫茶店シリーズ」と呼んでいるのですが、今回は止別駅に入ってみましょう。


ラーメンきっさ えきばしゃ店内。

こちらが止別駅の駅舎内にある「ラーメンきっさ えきばしゃ」の店内です。
店内にはたくさんの芸能人のサインがありますが、飾っているのではなく、レジ棚の横に重ねて立てかけてありました。
その厚さがかなりあったので、結構な取材が来ていることも想像できます。

店内は思っていたよりも綺麗で新しめの店内。
綺麗にリフォームされています。
店員さんも若い感じの女性が2名で営業していました。
この喫茶店の名物は何といってもラーメンとのことなので、やはりラーメンをいただきます。


醤油ラーメン。

あかり姉さんが注文したのは醤油ラーメン。
普通の中華そばかと思ったら、表面にラードの油膜が張っていてなかなか冷めにくくなっているタイプのラーメンです。
なんだか「すみれ」のラーメンを思い出しますね。

味はシンプルな醤油ラーメンかと思ったら昆布系うま味が強めで美味い!
見かけに騙されてしまうラーメンです。


塩ラーメン。

おいらは「メニューの一番上にあるから」という理由で塩ラーメンを注文。
塩ラーメンもやはり美味しい。
こちらの方がより昆布系うま味が強く感じます。


じゃがいも街道。

ラーメンだけだとお腹が満たされないかな…と思ったので「じゃがいも街道」というじゃがバターも注文してみました。
鉄鍋で蒸かされたじゃがいもにバターを落として食べる。
熱々で本当に美味しいです。
牛乳もセットになっているので、じゃがバターと牛乳の両方を楽しむことができました。


喫茶店から眺める釧網本線。

おいら達がラーメンを食べていると、だんだん客が増えてきました。
何故かと思ったらそろそろ釧網本線の網走行きがやって来るようです。
そのため待ち合わせの客、そして観光客がどんどん店の中に入ってきてほぼ満席という状態に…
わりと流行っているラーメン店のようですね。


足湯ヘッドマーク付き。

ちなみに電車は「足湯」のヘッドマークがついた釧網本線車両でした。
電車を眺めながらラーメンを食べる。
なんとも贅沢ができる駅のラーメン店でした。

◆3日目(5/1)の予定
・納沙布岬
・JR東根室駅
・JR厚岸駅(再訪)
・道の駅スワン44ねむろ
・野付半島
・道の駅知床・らうす
・知床峠
・道の駅ウトロ・シリエトク
・オシンコシンの滝
・JR止別駅 ←今回はここまで
・JR藻琴駅
・JR北浜駅
・JR美幌駅
・JR北見駅


◆春の北海道・道南道東ドライブの旅2015
春の北海道・道南道東ドライブの旅2015【目次】



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