小湊鐵道から再びJRに乗換をして、木更津駅からは久留里線に乗換をします。
五井駅で乗換時間2分、木更津駅で乗り換え時間3分とえぐい乗換が続きましたが、なんとか乗換がうまくゆきました。


久留里線キハE130系。

久留里線はJRの路線ながら、Suicaが使えない路線としても知られています。
そのため、Suicaで乗ってきた人が清算のため、降りるときに大行列になることもしばしば。
正直これで列車が遅れたりと大変なことになっています。

唖然木更津駅で乗換3分だったから仕方ない面もあるけれど…

久留里線で走る車両はキハE130系。
昔のキハ30形のイメージが強かっただけに、この車両はなんだか新鮮です。


横田駅。

とはいえ混雑していた車内も、横田駅、馬来田駅を過ぎるとだいぶ空いてきて、座って駅弁を食べる余裕も出てきました。
横田駅、馬来田駅にも寄り道したけれど、駅員不在だったりスタンプはなかったりと成果はあまりなくてがっかりな部分もありますが、いろいろと寄りつつも久留里駅に到着しました。


久留里駅。

久留里駅は大正12年に建造された昔ながらの駅舎を使用しています。
味わいのある駅舎で見ていて飽きません。
そのため駅舎を見ていたら10分ぐらい経ってしまったので、久留里の散策をするべくぶらぶらと歩いてみました。


久留里駅前商店街。

久留里の名所といえば、久留里城と上総掘りの井戸とのこと。
ただ、駅を出ても看板がなく、どちらに進んでよいものか心配になります。
とりあえず駅前に商店街の入口があったので、それに沿って歩いてゆけば久留里城に着くらしいので、それを信じて進んでみます。


久留里の名水。

途中、ちらほらと自噴井戸を見つけました。
上総掘りと呼ばれる方法で井戸を掘っていて、あちこちで井戸水を飲むことができます。
この井戸水が意外と美味しくてびっくり。
また井戸によって味が違うため、美味しい井戸を探したくなります。

唖然自噴井戸マップとか作ればいいのにね…

なんだか観光ではかゆいところに手が届いていない感じがありますが、もうちょっと久留里城への道のりがわかるだけでもすごくありがたいなぁと感じます。


久留里城。

駅から30分ほど歩いて、久留里城に到着しました。
駐車場までは何ともないのですが、そこからの道が徒歩専用ながらすごい山道になっていて大変です。
なんとか登り切った先には本丸の天守閣、二の丸の資料館があり、どちらも入場無料。
天守閣はただの展望台で何もないため、久留里の歴史を知るには資料館の方がよさそうです。

久留里城は室町時代に上総武田氏の武田信長によって築城され、その後里見氏の城として発展、江戸時代には黒田氏により久留里藩として栄えたそう。
現在の天守閣は昭和54念に再建された鉄筋コンクリート製のため風情はありませんが、山の上にある天守閣ということで眺めは最高です。


久留里城からの眺め。

久留里城からの眺めは結構見晴らしも良くいい感じ。
ここから久留里線が見えたりするかな…と思ったけれど、かなりの望遠レンズがないと厳しそう。
夕暮れや朝に来るとまた雰囲気が変わって綺麗なんだろうなぁ、来るならやはり田植えの時期なのかなぁ、とか思いつつ眺めていました。

のんびりと落ち着ける町、久留里。
ふらっと来てみたけれど、わりといい感じでした。

◆久留里線・小湊鐵道ミニ散策旅
久留里線・小湊鐵道ミニ散策旅【目次】


◆関連日記
房総半島ひとり旅【目次】



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