出雲大社を観光した後は、出雲市駅に向かいます。
路線バスに乗って約30分ほどでJR出雲市駅に到着しました。


JR出雲市駅。

JR出雲市駅に到着しました。
出雲大社をイメージした駅舎が目印のJR出雲市駅。
近くにある一畑電車の電鉄出雲市駅も散策した後、予約していたレンタカーに乗ります。


JR宍道駅。

道の駅湯の川で飲み物などを補充して、まず最初に向かったのは宍道駅です。
宍道駅は山陰本線、木次線の分岐駅。
今回向かう木次線の起点となる駅です。

木次線は宍道駅~備後落合駅を結ぶローカル線。
松江自動車道の全線開通により、より乗客の減少が危ぶまれているのですが、臨時列車の「奥出雲おろち号」を目当てに来る人も少なくなく、観光路線としての側面もあるようです。

今回は鉄道スタンプと駅舎撮影がメインのため、木次線の駅を順番に巡ってゆきます。
本来は列車で来たかったけれど、本数があまりにも少ないため断念せざるを得ません。


JR加茂中駅。

木次線に入ってまずは加茂中(かもなか)駅を散策します。
大正5年に開業した当時の駅舎がいまだに残っており、いい味わいの木造駅舎です。
花と駅舎の組み合わせもまたいいものです。


JR出雲大東駅。

続いて出雲大東駅に到着しました。
こちらはわりと新しめの駅舎で、野菜などの直売所や雲南市大東町地区の観光案内所も兼ねているようです。
日曜祝日は窓口が休みらしいので、土曜日のうちに来ておきたかったところです。


出雲大東駅の新しいスタンプ。

その出雲大東駅の駅のスタンプが今年4月から新しくなったそうで、ほぼ出来たてのスタンプを押すことができました。
まだ利用者もほとんどいないというこのスタンプ。
こういう発見や触れ合いがあるのがスタンプ鉄の醍醐味かもしれません。


木次線の車両。

出雲大東駅に寄り道をしていると、ちょうど列車が来るところでした。
キハ120形気動車を見ることができたので、せっかくなので撮影してみました。
だいたい2時間に1本の木次線。
わりと地元の人が多く利用しているようで、たくさんの昇降がありました。


JR木次駅。

さらに進んで木次駅に到着しました。
木次線の中心駅で、奥出雲おろち号の終点駅でもあります。
奥出雲おろち号の到着する時刻表を見たら16時でちょっと遅い時間帯。
そのためさらに先に進んで、どこかで遭遇できたらいいな…と思いつつ先に進みます。


JR出雲三成駅。

昼食がカニカマと焼きそばだけだったので、さすがにお腹が空いてきました。
そのため出雲三成駅に併設されているコンビニで弁当を購入し、ここで遅めの食糧補給を行いました。

出雲三成駅からはいったん国道314号から外れ、木次線沿いに沿って次の駅に向かいます。


JR亀嵩駅。

亀嵩(かめだけ)駅は松本清張の小説『砂の器』に登場した駅で、なかなかのいい味わいのある駅舎です。
東北弁と出雲弁がかなり似ているというところから生まれたトリックが効いている名作です。
この駅には『砂の器』の記念碑の他、美味しいと評判のそば屋が併設されており、むしろ駅よりもそば屋の方が主になっている感じでした。

唖然しかしおいらはそばアレルギーなんだよなぁ…

見るからに美味しそうなそば屋で、たくさんの芸能人のサインが貼られていたけれど、今回は寄らずにさらに先に進みます。

JR出雲横田駅。

出雲横田駅に到着しました。
出雲横田駅といえば駅舎につけられた巨大なしめ縄が特徴的です。
木次線の列車のほとんどが出雲横田駅で終点となり、ここから先の備後落合駅方面へは1日4本(うち1本は奥出雲おろち号)しか運行しておらず、超がつく閑散路線になります。
奥出雲町の中心駅として存在感がある駅です。


しめ縄がすごい。

出雲横田駅で見ておきたいのはやはりこのしめ縄。
出雲大社を見た後にこの駅に来るとなお感慨深いものがありますね。
駅前にある写真館にて、夏頃に「写ルンです30周年」を記念して「写ルンですで撮った出雲横田駅」の写真展を開くそう。
機会があれば見れるといいなぁと思うところです。


JR出雲坂根駅。

さらに先に進むと出雲坂根駅に到着します。
3段のスイッチバックがある駅でここから一気に山越えになります。
国道314号もまた「奥出雲おろちループ」というループ橋を渡るのですが、列車からだとループ橋を一望できるため、奥出雲おろち号の絶景ポイントの1つになっています。


延命水という湧き水。

出雲坂根駅にはスイッチバックの他にもう1つ名物があり、それが延命水です。
飲むと寿命が延びるほど美味しいと言われる天然の湧き水。
確かに冷たくて美味しい水です。
持っていたペットボトルに汲んで飲んでみましたが、やわらかく飲みやすい水で、ここまでの疲れが取れたような気がします。

予定通り出雲坂根駅近くの道の駅に17時までに到着することができたのでほっと一息。
木次線沿線の旅を存分に楽しむことができました。

◆ぐるっと一周島根県観光の旅
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