2日目は広島県の三次からスタートです。
本日の予定は三江線沿線をぶらぶらと散策するのですが、わりと時間には余裕があるスケジュールを立てていました。
まずは三江線沿線をぶらぶらと散策します。


なんだろう。

三江線沿いに車を走らせると、これまで片道1車線だった道路がどんどん幅が狭くなり、車が1台通れるかどうかぐらいの狭い道の道路になります。
さらに進むと、なにやら石の階段が見えてきました。
これはいったいなんでしょうか。


JR長谷駅駅舎。

実はこの建物はJR長谷駅の駅舎です。
上下線含め1日6本の列車しか停まることはなく、特に三次方面は朝8時台の列車が最終で他の列車は通過してしまうという、超がつくほどの閑散路線です。
三次駅まで道が狭いにせよ車で約20分ほどで行けてしまうので、隣駅までもまぁ歩けないこともない、そんな駅です。
駅周辺には集落はあるものの、店などは一切なくいわゆる「秘境駅」と呼ばれています。


まるで物置のような駅舎。

長谷駅の駅舎はなんというか物置のよう。
実際、ママさんダンプやスコップなど、除雪に使うであろう物が置かれていました。
そして奥の方には駅ノートが…
長谷駅は「秘境駅へ行こう!」で知られる鉄道ライター、牛山隆信氏が駅ノートを管理しているという話もあり、牛山氏のファンでこの駅に来た、という人も少なからずいるようでした。


JR長谷駅駅名標。

おいらが長谷駅の駅名標を見るのはこれが2回目。
過去に三江線に乗りに来た時、江津方面最終列車が長谷駅に停車した際に見た時以来です。
また来ることができて本当に満足。
個人的にもじっくりと訪れたいところでした。


石見神楽の「鐘馗」駅名も。

ちなみに2012年頃より、地元の方によって三江線沿線の郷土芸能「石見神楽」をイメージした副駅名がつけられています。
こちらの副駅名は「鐘馗(しょうき)」とのこと。
石見神楽にも親しんでもらおうということで置かれた駅名標なのでしょうか。


ホームしかない。

長谷駅にはまっすぐのホームしかありません。
写真左手には江の川と細い道路が、右手には斜面と、その上に集落がある感じです。
ただただ静かな時間が流れるだけなので、これは落ち着きます。


江の川が綺麗。

長谷駅から眺める江の川の景色もまた綺麗です。
鳥の鳴き声が遠くで聞こえる、自然の音が聞こえます。
何もないがある、とはまさにこのことでしょうか。


駅舎を見下ろす。

長谷駅の駅舎をホームから眺めます。
この角度で見るのは、三江線の列車に乗っていても見ることができますが、ホームに降りて見るのはまた印象が変わりますね。
もう20分ほど待てば三次行きの列車が来る時間でしたが、その列車を撮影する目的の人がちらほらと来ていたので、おいらたちは早めに後にすることにしました。
じっくりと長谷駅を堪能したところで、次に向かいます。

◆ぐるっと一周島根県観光の旅
ぐるっと一周島根県観光の旅【目次】


◆関連日記
西日本パスでぶらり旅【三江線篇】



※ 当サイトの各種サービスをその利用規約等で定める範囲内でご利用いただく場合や、著作権者の許諾なく著作物を利用することが法的に認められる場合を除き、無断で複製、公衆送信、翻案、配布等の利用をすることはできません。また、利用が認められる場合でも、著作者の意に反した変更、削除はできません。記事を要約して利用することも、原則として著作権者の許諾が必要です。
※ 当サイトの情報は執筆当時の情報を元にしているため、現在の内容とは異なる場合があります。