今年は参議院が開かれて70周年なのだそうで…
それを記念して、無料かつ予約なしで参議院の特別参観ができるというワケで早速出かけてきました。


参議院の特別参観。

地下鉄の国会議事堂前駅で下車して国会議事堂に向かいます。
通常の場合の見学窓口は永田町側入口なのですが、今回はなんと国会議事堂正門から見学することができました。
そのため、国会議員でもないのに堂々と正面入口から国会議事堂に入ることができます。


国会議事堂の正面入口。

見学者は多いため、荷物検査の後だいたい50人ぐらいのグループに分かれて行動になります。
とはいえ集合して動くのは入場まで。
あとは自分の好きなペースで見て回れるので、実質自由行動です。


国会議事堂の中央広間。

国会議事堂に入ってまず最初にある中央広間には日本の議会政治の功労者、伊藤博文、大隈重信、板垣退助の銅像があります。
それぞれ広間の角に銅像があるのですが、残り1つの銅像は決まらないまま。「政治は未完である」という意味も込めて設置されていないという話もあります。


国会議事堂の廊下。

中央広間を過ぎると参議院の内部を見学できます。
参議院の内部通路を歩けるのは一般公開時と同じですが、より多くのフロアが解放されており、結構うろうろと歩くことができます。


参院自民党。

また、今回の特別参観では各政党の内部も公開されていました。
参院自民党、民進党、共産党、公明党、日本維新の会の5政党の内部に入ることができるのですが、自党の政策説明や党首との記念撮影ができる看板や座席に座れることが売りになっているところが多く、わりと似たり寄ったりの内容になっています。
その中でも人気を集めていたのが民進党なのですが…

唖然みんな記念スタンプが押したいのかよ!

民進党では来館記念のスタンプをこの特別参観のために用意していたこともあり、スタンプが押したい人で大行列ができていました。
でもスタンプには興味はあるけど他は…みたいな感じの人が大半だったようにも感じます。
他の政党で気になったのは共産党の公開スペースが異様に狭く、結果として大渋滞を起こしていたこと、公明党のスペースだとやたらと党首の看板との記念撮影をしたがる人が多かったこと、日本維新の会は党首の松井氏よりも顧問の橋下徹氏のポスターが目立つところにある…みたいなところが気になってしまいました。


参議院の議場に入ります。

今回の特別参観ではなんと参議院の議場にも入ることができました。
さすがに座席に座ることはできませんが、採決の時のように議場の中心に向かってのろのろと歩き、退出してゆく流れで見学するのですが、国会中継で見ている景色とはまた違った感じでとても良いです。


議長席が真ん前に。

議長席の前に来たらなんだか採決の票を入れる議員になったような気分になれます。
歩みも遅いので、牛歩戦術のような、そんな体験をしているかのようです。


採決用の札とボタン。

そして実際に使われている、採決用の札とボタンも見ることができました。
賛成が白色、反対が青(ボタンは緑)の札を投入します。
さすがに触れませんが、実物が間近にあると驚いてしまいますね。


中庭の噴水。

普段なかなか見られないところまで公開していた参議院の特別参観。
特別な記念スタンプもあったりと、本当に行ってよかった感じです。
なかなかない機会だったので存分に堪能してしまいました。

◆関連日記
参議院参観に行ってきた。



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