佐賀県の鉄道もだいたい回ったので、再び福岡県に戻って吉塚駅から伸びている篠栗線経由で東に向かいます。
山間部を走るローカル線かと思いきや、小倉駅~博多駅を結ぶルートの1つとして確立していて、思っていたよりも本数が多くて助かります。


福北ゆたか線。

篠栗線や筑豊本線を通って小倉駅~博多駅を結ぶルートを福北ゆたか線と呼んでいます。
折尾駅から南下し直方駅経由のためやや時間はかかりますが、こちらのルートもせっかくなので回っておきたいところです。


城戸南蔵院前駅。

途中、城戸南蔵院前駅に寄り道してみました。
近くに城戸南蔵院という寺院があるぐらいの印象でしたが、駅前にはたくさんの駐車場があって、結構停まっているのもびっくり。
世界最大の釈迦涅槃像があるそうで、これ目当ての観光客が多いのでしょうか。
それともちょうど彼岸の時期ということもあるのかもしれません。


田川後藤寺駅。

さらに後藤寺線に沿って田川後藤寺駅方面に向かいます。
完全に山間部に入っていますが、鉄道網はJR、私鉄も多く張り巡らされています。
かつてはこの辺りに炭鉱が多くあったこともあり、その頃の名残が今も鉄道として残っているのでしょう。


後藤寺線の車両。

後藤寺線は国鉄キハ40系気動車での運行をしていました。
1時間に1本と本数が多くないため車両が撮れただけでもラッキーですが、乗客はほとんどおらず、調べてみるとかなりの赤字路線のようで…大丈夫なのかちょっと心配になります。
当駅から発着している平成筑豊鉄道糸田線の姿は残念ながら見ることができませんでした。


昔ながらの駅舎。

田川後藤寺駅からは日田彦山線も伸びています。
ホームに日田彦山線の小倉方面、添田方面の列車が両方停車していました。
今年7月にあった集中豪雨のせいで日田彦山線は一部区間が運休になっています。
一応来年夏頃復旧予定らしいですが、大丈夫なのでしょうか。


日田彦山線の車両。

日田彦山線は小倉駅から直通で走っており、1時間に1本以上の本数があるのでまだ秘境という感じではありません。
とはいえかなりの山間部にある駅なので、かつての炭鉱の名残なんだろうなぁと実感させられます。


田川伊田駅。

炭鉱の名残といえば田川伊田駅がまさにそんな印象です。
駅の近くには昔ながらの炭鉱を遺した記念館もあるとのこと。
そちらも気になりましたが、今回は時間の関係上断念しました。


中津駅。

すっかり夕方になりましたが、残った時間で日豊本線をぶらぶらと。
予定では宇佐駅まで行きたかったけれど時間が足りず断念したけれど、中津までは到達しました。
時間が足りずあと少しだったけれど、せっかくなのでぶらぶらしてみました。


行橋駅でライブが。

そして宿の予約をしていた日豊本線の行橋駅に到着しました。
駅前ではちょうどお祭りが行われていて非常に賑やか。
行橋を宿に選んだのはこの祭り目的ではなかったけれど、かなりの熱気に驚きました。

◆九州北部の鉄道ぶらり旅
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