先日九州まで行ってきたおいらですが、博多土産にこれを買ってきました。


博多ひよ子。

博多ひよ子。
ネットではたびたび話題になるのですが、東京土産としてすっかり定着した東京ひよ子ですが、元々は博多土産であること…
東京オリンピックの頃に東京でもひよ子の販売を行ったところ好評だったため、そのまま東京で販売継続したところ、今では東京を代表する土産物の1つになっています。

インターネットでは東京ひよ子の話題が出ると「元祖は博多」みたいなことを指摘してくる人が現れることがあるのですが、それはある意味で風物詩みたいになっています。

今回せっかく博多ひよ子を入手したので東京ひよ子とがっつりと比較することにしました。
パッケージを見てもあまり大差がない博多ひよ子と東京ひよ子。
よく見ると博多ひよ子の方が「ひよ子」の文字が薄い色になっています。
そしてひよ子のイラストも微妙に異なり、ひよ子が1匹と2匹の組み合わせになっています。
実は異なるパッケージ。
他にも違いがあるのか見てみました。


裏面。

次に裏面です。
こちらは博多ひよ子が株式会社ひよ子、東京ひよ子が株式会社東京ひよ子になっているところが大きく異なります。
ちなみに株式会社ひよ子から株式会社東京ひよ子が分社化した扱いになっていて、現在も関連会社として交流があるようです。


側面。

続いては側面です。
どちらの箱にも「吉野堂」と書かれたシールが貼られています。
元々ひよ子を販売していたのは和菓子屋の吉野堂というお店でしたが、ひよ子のヒットにより商品名を社名にした経緯があるとのこと。
シールには昔の吉野堂の名前が残っています。

ちなみにシールは博多ひよ子の方は剥がすと「開封済」という文字が箱に転写されるタイプのシールを使用していて、しかも2枚貼られています。
上の箱が東京ひよ子ですが、こちらは透明なシール1枚。これは大きな違いですね。


開けてみた。

中を開けるとどちらも似たような感じ。
お菓子の説明書ぐらいの差になります。
ちなみに、東京ひよ子の説明書を見ると、昭和39年に東京に進出したことは書かれているものの博多のことはほぼ触れられていないため、東京土産と認識されるのは仕方ない、または意図的に博多色を消している感じが見受けられます。


大きな差は見られない。

ここまで外箱の話を続けてきましたが、肝心の中身の方に入ってゆきましょう。
箱から出してしまうとほぼ見分けがつかない博多ひよ子と東京ひよ子。
正直おいらには差がわからなくなってきました。


包み紙ではしっかりと。

一応底の商品表示を見れば区別できるものの、正直よくわからない感じです。
文字の大きさやフォント、文字色もそっくりであるため、ほぼ見分けはつきません。


ほとんど一緒。

包み紙を取ってみました。
左が博多ひよ子、右が東京ひよ子です。
博多ひよ子のほうがすらっと上に伸びているような印象があります。
そしてひよ子の目が綺麗な丸になっていて、東京ひよ子よりも綺麗な感じ。
念のため、もう2個ほど開けてみましたが同じような傾向が見られました。


美味しゅうございました。

味の方はほとんど差がありません。
どちらも美味しいひよ子という印象です。
あかり姉さんとも味比べをしたところ、気持ち博多ひよ子の方が甘さが強いのではないかという印象があります。
たまたまなのかどうかはわかりませんが、九州の人は甘党とも言われるのでその傾向はあるのかもしれません。
ただ、ほとんど差がない感じです。

今まであまり意識はしてなかったけど、博多ひよ子と東京ひよ子、意外と差があるんだなぁと実感しました。
そして、ひよ子って賞味期限がすごく短いんだなぁ…と再認識しました。
東京ひよ子として東京でも売り出されたのも、賞味期限の課題解決のためなんだろうなぁ、と感じたおいらでした。



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