◇ ミルキーはパパの味!? ◇
◇ 甘酒の味は「アレ」に似ているのか ◇

3月3日は桃の節句。
桃の節句とは、どんなものなのでしょうか。
ちょっと辞書で調べてみると、「正式には上巳(じょうし)の節句。中国から伝わった三月の最初の巳(み)の日という意味が、桃の花が咲く時期と重なるため、桃の節句と呼ばれるようになった。 」ということらしいです。
ちなみに、雛祭りの始まりは「平安時代の御人形(ひいな)遊びと、紙やワラで作った簡素な人形(ひとがた)に自分の厄や災いを移して海や川へ流した、流し雛の行事が結びついたもの」ということらしいです。
雛祭りには、いろいろなお供え物があります。
雛あられ、菱餅、そして白酒(甘酒)。
菱餅の由来は「ヨモギ餅の上に紅白の餅を置いたことに由来する」とのことです。
薬草であるヨモギの上にめでたいものを乗せることで縁起の良いモノにしたのかもしれません。
雛あられはわかりませんでしたが、白酒の由来は「宮中行事で使われる「白酒」と「黒酒」から」ということだそうでして。
とにかくめでたいモノづくしということはわかりました。
さて、今回注目したいのは白酒。おいらもあかり姉さんも何故だか知らないけどこれが飲めないのだ。
子供の時に飲んで以来、苦いだの臭いというイメージが強くて、殆ど飲むことができなかった。
また、独特の粘性がトラウマになっているような気がする。

白酒(甘酒)ってアレに似てませんか?
白くて、どろどろして、独特の臭い。
そう。アレ。
さすがに実物を載せるのは危険なのでイメージ映像で我慢していただきたいが、甘酒を見るたびにアレみたいに臭くて不味いモノというイメージが拭えず、どうしても甘酒を飲みたい、という気分にはなれなかった。
心理学で、好き嫌いが発生するのは幼少時の恐怖体験があることで起こる、という話を「あ○あ○大事典」なんかで放送していたけど、好き嫌いと言うモノは連想ゲームのように派生するらしく、「高い高い」をされて天井に頭をぶつけたなどの過去がある場合、高いところ=危険と言った連鎖が発生し、結果的には高いところは全てダメになってしまうそうだ。
逆に言えばそのようなトラウマを断ち切ることで、恐怖体験の克服ができるということだ。
つまり、アレが飲めないという人のために、トラウマを断ち切る一歩になるかもしれない。
そう思って、今回の毒ネタが決定した。

甘酒は白酒と異なり、アルコール分が殆どないので、特に酔っぱらうとかそう言う心配はない。
ちゃんとレンジで温められるよう、紙パックになっているのが嬉しい。
早速レンジで温めて、コップに流し込んでみると、どろとした感じの液体とともに、同時にたちこめる酒粕の臭い。
さすがにアレの臭いとは異なるモノの、この臭いも苦手な部類に入ってしまう。
また、口に含んだときの何とも言えない甘ったるさは我慢できるモノではない。
人に言わせれば美味しいモノになるのかもしれないが、どうしても「よい」と受け入れられるモノではないのと、また、さんざんアレを意識してしまったこともあり、イメージ的に飲めなくなってしまった。
それはおいらだけではなく、あかり姉さんにも伝播してしまい、お互い心の傷を広げてしまっただけに終わってしまった。
残念ながら、今回の実験はいろんな意味で失敗だったと言わざるを得ない。

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