毒 | 々 | コ | ラ | ム |
◇ 子供向けお菓子を大人が食う そにょ3。◇
◇ 今回の被験者 ◇
・船木屋 (ぐーたら社壊人)
・猫柳急須 (だめ人間もどき)
◇ 試食 ◇
おっタマでるでる! (95円)
さて、今回のターゲットはこれである。
なんだかタイトルからして既に「どうよ?」って感じで一杯なのですが。もう、最初から不安にさせてくれます。もうどきどき。
相変わらずみょ〜さん宅での撮影となったワケですが、今回はあまりの修羅場ぶりを露呈するのはよろしくないので、その辺の広告で対応する。それにしてもこのダイエット広告、いつ見ても胡散臭いと思うのは私だけでしょうか。
余談はこのぐらいにして、今回の「おっタマでるでる!」も前回の「こねこねほわっちゃ」同様作り方が奇抜である。ちょっとこれに関しては作り方をじっくり見ていただきたい。1〜3はまだ許せるとしても、4の「じゅもんを15かいとなえます」はどうコメントして良いのやら。いつからカネボウは新興宗教はじめてしまったのDeathカ?。今時こんなコトやるガキなんていないよー、とか思っていたら修羅場でかなりぐったりのみょーさん、念仏のように呪文を唱えるんじゃないっ!! 怖いから。
とりあえず袋を破って中身を取り出すと、こんなのが出てきました。
今回は粉が2つ、スプーンが1つ、あと、スポイトとカップが1つづつ。
変わったモノと言えばスポイトぐらいだけど、それでも特別変なモノとも思えない。むしろ、毎回毎回新しいタイプの器具を用意してて、本当に元が取れてるのか、要らない心配をしてしまったり。なんだか安っぽさをぬぐおうとなんとかしてるって感じがひしひしと伝わるんですけど。
早速制作に取りかかってみたのだけど、まず、ケースの丸っこい部分に線まで水を入れる。実物を見て貰えると分かるのですが、この線がまた非常に見にくいので危うく入れすぎるところであった。
そこに粉を溶かすとシロップが完成。いちご味はオレンジ色に、メロン味はレモン色に、それぞれ変色した。
ここまでは今までと同様なので、今回もそうだと思っていたが……。
さて、シロップが完成したので次は、カップに「2の粉を入れる」とのこと。何気なく入れてゆくと、2の粉の中に謎のつぶつぶが。
もしかしてあのシュガービーンズか、と思うと我々は戦慄を覚えた。今まで数々の恐怖を与えてくれたシュガービーンズ。今回もコレが入った時点で痛い味を覚悟していた。
ここまで来たからには後には退けないので、次はメインイベントの呪文である。まずはスポイトにシロップをすくいとり、粉にそれを注入する。そして、呪文を唱えてから振ると、丸いお菓子が出てくるとのこと。
もう、みょーさんは喜んで呪文を唱えまくる。いくら修羅場とはいえ大丈夫かマジで。
最後に振ると出てくるのだが、この振り方が難しい。下手に振ると全然出てこないし、強く振ると粉がこぼれるので、床に何度もぶつけるようにして軽く叩くと浮かびやすいようだ。こうして出来たお菓子を2人同時に食う。
まずっ!!!!
これはもう、不味いと言うよりは痛いDeath。なんて言いますか、よく10円ぐらいの駄菓子のラムネってありますよね。あれの塊というのが最も適切な説明だと思います。実際、いちごもメロンも味がしなくてただただラムネの痛い味のみ感じる、ってところです。
今回の戦犯を特定するために、試しにスポーツドリンクで同様のことをやってみた。すると、できた塊は無難に食えるのである。
と言うことは……、と思ってシロップを試しに舐めてみると、案の定痛すぎるほどのラムネ味でした。
今回はシュガービーンズではなく思わぬ伏兵によって奇襲を食らった感じがするのですが、毎回毎回、どうしてこうも刺激の強すぎる味ばかり出すんでしょうか。
でも、このあんまりな味こそがケミカル菓子たる所以なのかもしれない。
我々は今回もカネボウに敗北したが、次回も心地よい敗北ができることを祈っている。
不味すぎて敗北は、もうこりごりですけど。
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