毒 | 々 | コ | ラ | ム |
◇ 子供向けお菓子を大人が食う そにょ7。◇
◇ 試食 ◇
むにゅっとでるで〜る (95円)
「むにゅっとでるで〜る」。
この擬音使いまくりのタイトルでなんとなくどんなお菓子かが想像できてしまうのが嬉しいような、悲しいような、微妙な気分にさせてくれる。
相変わらずカネボウのネーミングセンスには本当脱帽させられてしまう。
企画会議とか、新製品開発会議などでクソ真面目に「次の新製品は『むにゅっとでるで〜る』でいきましょう!」なんて会話がされているんだろうなぁ、などと想像すると笑いがこみ上げてくるのは私だけだろうか。
そういう与太話は置いといて、今回のお菓子のコンセプトは何か。
ぱっと見てみたところ、2つのラムネを混ぜると別の味になるという、カネボウのお家芸のようなお菓子である。
今回のお菓子は2種類。
バナナ+青りんご=メロン。
ライチ+レモン=ブドウである。
今回の内容物は何だろう。
中に入っているのはいつものように粉1〜2とスプーン。そして押し出し器だ。
この押し出し器、袋の説明欄を見てみると、全部で4種類あると書かれていた。それを見たみょ〜さんが全種類集めようと、ちょっとだけ本気になってしまった。
カネボウよ、いつからコンプリートマニア心をくすぐるようになってしまったのか。こんな押し出し器なんぞ集めたい人などまずいないと想うが、日本の約1億2000万の人口から考えて、1人から5人ぐらいは全部集めようと思う人はいるのではないか……。
集めても後から後悔しそうだけど。
早速、説明書の通り作ってゆくことにしよう。
今回は1の粉と2の粉を混ぜることはないようで、別々に溶かすようだ。
予想通りと言うか、それぞれバナナと青りんご、ライチとレモンのラムネができた。
この時点で青りんごが水色だということや、レモンが真っ青であることで、単体としての色よりも最終結果の色に調節されている……という事が想像できてしまうだけにちょっと残念な部分が残る。
さて、ここからが「むにゅっとでるで〜る」のメインイベントだ。
筒の後ろからラムネを押し込み、詰まったところで押し出し器でところてんのように出す。この時に押し出し器が違うと出てくるラムネの形が違う。ただそれだけなんだけど、やはりコンプリートしたくなってしまうのだろうか。
とりあえず押し出してみたところで、それぞれのラムネを食べてみることに。
バナナやライチは美味しく食べることが出来たモノの、青りんごやレモンはいかにも味の調節のためかちょっときつめの酸味があるのは仕方ないのかも。
説明書を読む限りでは、1度押しだしたところでもう一回詰め込んで混ぜてゆくとあった。
つまるところ、この作業をあと数回行わなければいけないらしい。
ここでおいらが「面倒だからへらで混ぜてしまおう」と提案したところ、みょ〜さんから「判ってない」と一喝。
なんだか知らないけど、回りはどんどんこの魔力に取り憑かれているようだった。
一方。あかり姉さんは一生懸命にラムネの押し出しにハマっておりました。
何をしているか聞いてみたところ……
「綺麗なとぐろが出来ない」と苦戦している様子。
とぐろ?
とぐろって何よ??
ふと気づいたおいらが慌てて問いただしてみると、
「とぐろって言ったらう○ち型じゃない?」と。
うちの嫁はもうそんな事を言いますか。
とりあえず完成したと言うとぐろを写真に撮ってみたモノの、光源が弱いのかピントが合わなかったのか、うまく撮れなかったのが残念。
しかし、練って練って遊んだ挙げ句、満足したときには食欲が失せてしまっているため、食べたい気分にはなれない。
ちょっとだけ食べてみたところ、多少バナナやレモンの味が残ったモノの、なんとかわかる程度のメロンやブドウの味。
どうしても混ぜる前の味を覚えているため、見分けがついてしまうのが残念なところ。
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