◇ あの「菓子鍋」を再現する。 ◇



 ◇ 試食 ◇
さらに煮詰めた図
 完成した以上、我々は目の前の物体を食さねばならない。しかし、あまりに強烈な甘ったるい臭いにやられ、2人とも挑戦する気にはなれず。とりあえず放置していると、ますます危険な感じビルドアップ。せっかくの彩りであったマーブルチョコが完全に溶け、ますますチョコっぽくなってしまった。まぁ当然と言えば当然だが。さすがにこのまま何もしないのも何なので、混ぜていたスプーンを軽くなめてみる。ほんとに少しだけ舐めたのだが、その濃厚な甘さ猛烈な酸味のダブルパンチで一撃でK.O.してしまった。みょ〜さんも私に続いて舐めたのだが、同様の反応を見せ、一緒にコーラを一気飲みしてしまった。
 はっきり言って味は何と言っていいのだろうか。色といい味といい、なんともゲロというのがあまりにも適切である。もっとオブラートに包んだ言い方をすればもんじゃストーム、ずばり言ってしまうのなら嘔吐物である。はっきり言って食い物ではないことははっきりと断言できる。

産業廃棄物
 さて、試すだけ試したのでさっさと処分の方向に心が動いてしまった。しかし、鍋が熱いので放置していたら、なんと固まっているのではないか。ゼリーとかプリンとかぶち混んだから、ゼラチンが固まってきたのかも知れないが、鍋をゆらすとぷるんと揺れるのはなんとも不気味でたまらない。とりあえず鍋を持ち、スプーンを使って一気に破棄。全体的に固めるテンプルのように固まっているかと思ったら雑炊のように柔らかかったりで、結局スプーンで掻き出して、全部破棄することにした。残ったフルーツとかを見てもどうしても食べる気にならなかった。まだコーラの方がマシとばかりに飲みまくった。
 生ゴミとして菓子鍋は破棄されたが、ついでに今回使用した土鍋も一緒にその寿命を終えることになってしまった。理由はみょ〜さんが「洗うのやだ」ということなのだが……、もしそのまま使ったとしても、かなりの間は菓子鍋のエキスが料理をダメにしてくれるだろうから、適切な判断と言えるであろう。
 しかし、ゴミを全部捨て終わってから、トイレに破棄すればよかったと思ってももう過ぎた話である。ゴミ回収業者の人はどんな気持ちで残骸を見たのか、ちょっと心配になりそうなモノでした。
 とりあえず、もう2度とやるか!ってな代物です。て言うか、全部食うと死ぬネ。マジで。

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