◇ ダブル豊年祭! −大縣神社篇− ◇

15時30分。
餅まき会場にはだんだんと人が集まってきた。
投げる餅と投げる人を考えると、だいたい中距離程度で構えるのが最もベストではないかと推測し、だいたい集団のど真ん中に位置するよう構えていた。
待機していると、本日餅をまくいろんなえらい人がずらりと並び、餅をまく待機をしているのだが……。
オッサン! 餅にべたべた触りすぎじゃ!!
投げる前からべたべたと餅を触りまくってるおっさん。汚いからやめれと思うモノの、こっちがいるのは集団の中の1人。
まるで鯉が餌を待っている状態に近いかもしれない。
16時ちょうどに餅がまかれるという。
待っている他の面々にも焦りの色が見えてくる。
そして……ついに時が来た。
そーれ!
そーれ!
そーれ!
そーれ!
そーれ!
そーれ!
そーれ!!

キターーーーーーーー(・∀・)ーーーーーーーー!!
遂に餅が投げられた!!
なんと言うか、みんな餅を取ることに真剣になっているようで、とにかく押し合いへし合いが繰り広げられている。
おいらもおいらで写真を撮るのに精一杯。
途中、人に踏まれて負傷退場した人が出て一時休止があった後、おいらも写真を撮るのを止め、餅まきの餅を取ることに参加することに。
みんなが馬鹿みたいに餅を奪い合う中、おいらもどんなものか参加してみた。
投げられる餅、近くに来た餅が来たのでジャンプして受け取る。角度よし、完璧に捉えた!!
ぱしーーーーん。
餅硬いよ!!!!!
おいらの手を弾いた餅はなんだか変な放物線を描いてそのままどっかに行ってしまった。
1つ逃した餅の事を忘れて新たなる餅を掴もうとするが、横から出てくる手や押されたりで、結局1つも取れなかった。

戦いすんで、人々がぞろぞろと引き上げて行く中、我々はいくら餅をゲット出来たか確認してみた。
江川さんもやっぱりダメだったようだ。
ところが、エイボンさんとあかり姉さんはみごとに餅をゲット。とりあえず収穫もあったところで喜んで帰る。
帰り際、やたらとホームレスっぽい人がたくさん餅を持っていたのを見かけたのだが、やっぱり貴重な食料だから本気だったんだなぁ……。
もしかしたら熟練度と、そしてハングリーさではじめから負けているのかもしれない。
こうして、大縣神社の豊年祭は幕を閉じた。
明日の田縣神社の豊年祭に備えて、今日は英気を養おう……。

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ちなみに、船木屋さんはどんな絵馬を奉納したって??

(・∀・)リーチ一発ミコミコナース!!!
さらにおまけ。
ゲットした餅、放っておいたらカビ生えちゃった。