丸の内オアゾ

JR東京駅の真ん前にあるビル「丸の内オアゾ」。
いわゆる丸ビルと呼ばれるビル群の1つなのだけども、ここにある丸善という書店に、「エムシーカフェ」という喫茶店がありまして。
ここで、明治時代、日本で誕生した元祖ハヤシライスを食べることができるのだ。

〔和 hashed beef with rice からか〕牛肉の薄切りとタマネギなどの野菜をいため、ブラウン-ソースで煮込んで、飯の上にかけた洋風の料理。
※三省堂提供「大辞林 第二版」より

ハヤシライスとは、書店で有名な丸善の初代社長、早矢仕 有的(はやし・ゆうてき)氏が考案した、文明開化の象徴とも言うべき代表食。洋風ではあるけれども、れっきとした日本食。
国語辞典では「hashed beef with rice」の略語とされているけれども、考案者の名前から採ったのが正しいと思うワケで。


今日はたまたま東京駅に行く用事があったので、せっかくだからと妻と東京駅で待ち合わせて一緒にオアゾまで行ってきました。
オアゾには丸善の本店があるので、洋書や写真専門書を眺めつつ、4階にある喫茶店へ。
窓側の席に案内された。すると。


東京駅の夜景が一望できる席

窓側の席からは、東京駅の夜景が一望出来る素晴らしい景色。
これだけでも感動してしまうのはやっぱりおいらも小市民だったのか、単ににわか鉄道ヲタの血が騒ぐのか。
とりあえず、ハヤシライスとオムハヤシ・ハンバーグを注文。
メニューにはしっかりと「早矢仕ライス」と書かれているので、先ほどの国語辞典の記述は誤りだと再認識。やっぱり。


オムハヤシ・ハンバーグ

オムハヤシ・ハンバーグと、続いて元祖ハヤシライスがやってきました。


ハヤシライス

届いたハヤシライスを食べたけれども、口の中に広がるデミグラスソースがもう絶品。具材はちょっとした肉と、マッシュルームだけだけれども、そのシンプルさが品を良くしていて、もうたまらない。
しかも、ハヤシライスの価格も1,000円と、そんなに高くなかったのがまた良いところ。サラダとドリンクをセットしても+550円。そうなるとちょっと割高感はあるものの、コーヒーもまた良い味。結構良い豆を使ってるのだろうか。
まさに老舗の味。

さらに驚いたのは、Suicaで精算できるという点。東京駅に近いと言うこともあるけど、なにかとSuicaを使う機会が少ない自分にとっては本当にありがたいところ。


帰りは東京の夜景を満喫しつつ、のんびりと帰宅。
意外と盲点だった東京駅周辺。
今度時間のあるときに探索してみようかしら(・ω・)

※エムシーカフェ
http://r.gnavi.co.jp/a186425/
住所:東京都千代田区丸の内1-6-4 4F
TEL:03-3214-1013
scale:25000 35/40/48.66,139/46/10.842



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