北大路魯山人展。

上京してきたエイボンさんの迎撃と歓迎も兼ねて、あかり姉さんを含めた3人で前々からずっと見たいと思っていた、日本橋三越の「北大路魯山人展」に行ってきました。
北大路魯山人と言うと陶芸家・書道家など多彩な芸術家ですが、どちらかというと美食家の方が知られているような気がします。

「料理の鉄人」を見ていると、ことあるごとに「北大路魯山人」という名前は出てくるのですが、陶芸家としても織部好みだったとか聞くので、せっかくなのですから見てみよう、と足を運んでみました。

まず中にはいると、目に付くのが「平野雅章」という名前。
前述の「料理の鉄人」ではしこたま「かの魯山人の愛弟子」という肩書きをちらつかせていた、あの頑固なお方です。

「平野雅章」は置いといて、魯山人の話。
こちらは陶芸家として様々な作風を模索していたそうで、織部、志野、信楽、久谷、備前など全国の陶芸の作風をモチーフにしつつ、かつアレンジを加えるというやり方にまず驚きました。
いろいろな作風を試してみて、いいところと悪いところを見極め、そしてアレンジを加えているのだなぁ、と納得です。

魯山人の器は、食器としての魅力を出すことに最大限の努力を払ったとのことですが、同じ種類の皿はひとまとめにしないで、できれば料亭の料理の写真のように、酢の物、焼き物、煮物など、1つ1つの料理の姿が見えるような展示もして欲しかったなぁ、と思うのはおいらがまだ見る目がないからでしょうか。


そして魯山人の書に絵画。
まさに「オールマイティー」と言うべき他ありません。
もはや、ため息しか出ませんでした。
たまには芸術に触れてみるのもいいものですね。

※日本橋三越
http://www.mitsukoshi.co.jp/nihombashi/
住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1
TEL:03-3241-3311
scale:25000 35/40/56.847,139/46/36.139



※ 当サイトの各種サービスをその利用規約等で定める範囲内でご利用いただく場合や、著作権者の許諾なく著作物を利用することが法的に認められる場合を除き、無断で複製、公衆送信、翻案、配布等の利用をすることはできません。また、利用が認められる場合でも、著作者の意に反した変更、削除はできません。記事を要約して利用することも、原則として著作権者の許諾が必要です。
※ 当サイトの情報は執筆当時の情報を元にしているため、現在の内容とは異なる場合があります。