いったん豊洲駅まで来たのですが、東京ビッグサイトに行く前にどうしても寄りたいところがあります。
ゆりかもめは臨海副都心を通過する路線ですが、その中に1日の利用者数は約20人程度で、「東京都23区内で最も利用者が少ない」と言われている駅がありまして。
時間もあるので、せっかくなのでその駅に寄ってみることにしました。
その駅の名前は「市場前駅」といいます。


外から見た市場前駅。

市場前駅は誰も利用しない、とデイリーポータルZやその他のブログ等で噂には聞いていたので興味がある駅でした。
駅に到着したので個人的にわくわくしながら降りてみると…


誰もいない市場前駅。

唖然うわ、本当に誰も降りないよ!

降りたのはおいら1人だけ。
予想はしていましたが、なかなか面白いものです。

ホームはほとんど真新しいまま、おいら以外の人は誰もいません。
なんというか、あまりに静か過ぎて逆に面白くなってきます。
ゆりかもめは約5分に1本程度で運行しているので、しばらくホームで誰か降りないかなと思っていましたが、15分ぐらいまったりしていても結局誰も降りませんでした。
まさに1人ぼっちです。


本当に誰もいない市場前駅。

ゆりかもめの駅は基本的に無人駅ですが、混雑する駅に関しては駅員が配置されています。
しかし、市場前駅には誰もいませんでした。
もう、まさに無人駅といえそうです。
こんな誰もいない駅が新橋から約30分のところにあるなんて…
やや浮かれながら改札を抜けるとそこには…


市場前駅の周辺。

本当に何もありませんでした。
駅周辺にはただただ一面の荒地が広がるだけ。
逆に言うなら東京にもこんなに土地が余っていたんだ!とも思わせるほど空いています。
辺りには何もないので東京タワーや高層ビルが何にも邪魔されずはっきりと見れます。
なんというか、交通の便は極めてよいので秘境駅ではないけれど、じゅうぶんに秘境駅の雰囲気を兼ね備えた都会の中のオアシスのような風景でした。


建設中の豊洲大橋。

なぜ市場前駅周辺にこんな空き地があるかというと、この駅の周辺には2012年を目処に築地から豊洲に新しい市場を移築する予定になっているため、現在はなにもありません。
また、豊洲新市場予定地の土壌汚染により計画が遅れていたりしているようなので、もしかしたらさらに長引くのかもしれません。
現在は晴海方面へつながる豊洲大橋を着工中で、その橋ができたら変わったりするのでしょうか。


ぽつんと交通量調査中。

ちょっと駅周辺を歩いて、新豊洲駅方面に歩いてみると、車の通りはぼちぼちありますが、歩行者はほとんどいません。
いるのは工事関係者の人ぐらいで、ほぼ無人といってもいいでしょう。
しばらく歩いていると、道路の真ん中で交通量調査をしている人を発見したぐらいでした。


人がいる新豊洲駅。

新豊洲駅に着いた時点で11:30ぐらい。
約1時間ぐらい満喫してしまったかもしれません。
ここは結構癒されるところなので、また機会があったら寄りたいところですね!


※デイリーポータルZ:東京の本当に何もない駅
http://portal.nifty.com/2007/05/31/a/

※市場前駅
scale:25000 35/38/33,139/47/20


◆ゆりかもめで台場ぶらり旅
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