今回の旅行予定では来る予定は全くなかった、鼠ヶ関駅に到着しました。


鼠ヶ関駅。

羽越本線鼠ヶ関駅。
かつて鼠ヶ関という関所があったところで、古くはは越後国と出羽国の国境として、また古代にはここより北が蝦夷とされ、白河関・勿来関と並んで奥羽三関と呼ばれています。
ちなみに帰ってから知ったのですが、この鼠ヶ関駅のすぐ南にある集落では道路を挟んで新潟県と山形県の県境がある、全国でも珍しいところだったようです。
時間も余っていたので、せっかくだから観光すればよかった…と帰ってから後悔してしまいました。


完全に無人駅です。

そんな歴史的由緒がある鼠ヶ関駅ですが、駅自体は無人駅です。
切符の自動販売機があったりと非常に無機質な感じです。

また、現代でも鼠ヶ関は今も生きる関所である、と言うのは青春18きっぷユーザーのコアユーザー。
鼠ヶ関駅で終点、始発駅となる電車が意外とあるため、山形県・新潟県の関所として、さらには鼠ヶ関駅22:49着の電車でこの駅に着いてしまうと、秋田方面には6:29まで、新潟方面は6:47までこの駅で呆然とするしかなくなってしまいます。
そのせいか、Google検索で鼠ヶ関駅を検索すると「鼠ヶ関駅 駅寝」だの「鼠ヶ関駅 野宿」だの悲しいキーワードが並びます。

唖然まさに青春18きっぱーのトラウマ駅じゃないか…

こんな駅なのにきらきらうえつが本当に停車するのか、正直言って心配でした。


しかし、きらきらうえつ停車駅。

しかし、無人駅なのにしっかりと掲げられているきらきらうえつの停車駅を示す駅名標。
とはいえ「実は通過することもあります」ということがあるんじゃないかとどきどきしてしまいます。

待合室で待っていると、2組、3組と鼠ヶ関駅からきらきらうえつに乗ろうという人がちらほら。
どうやら、駅の近くに新しくショッピングモール「イオンタウンあつみ」があるからか、そこに寄ってきらきらうえつに乗る、という人も少なからずいるようです。
これだけ人が来るなら大丈夫か…
そう思いつつ電車を待ちます。


快速きらきらうえつ。

17:06。
定刻通り、快速きらきらうえつがやってきました。
鼠ヶ関駅は適度にカーブがあり、鉄道撮影にはベストな感じで、そういう点でもいいですね。
今回は観光目的ではなかったけれど、海の観光目的で来ても面白そうな、そんな鼠ヶ関でした。

◆ゆりてつと羽越本線ぶらり旅
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