鳥飼車両基地見学でついに目玉のドクターイエロー見学の時間がやってきました!
運行時間が非公開のため「見ると幸せになる」とも言われるドクターイエロー。
今回はドクターイエローの乗車もあるため、期待値はMAXです。


ドクターイエロー見学。

鳥飼車両基地に停車しているドクターイエローとご対面です!

唖然おおおお! 本物だ!!

700系新幹線をベースに改造されたドクターイエロー。
正式名称は「新幹線電気軌道総合試験車」という名前で、線路のゆがみや架線の状態、電流の状態などを走行しながら検査をすることができる車両です。
記念撮影は最後で、まずはドクターイエローの内部に潜入します!


レクリエーション用の座席もある。

ドクターイエローの車内に入ってびっくりしたのは、普通の座席があること。
これだとただの新幹線です。
実は、ドクターイエローの7号車は研修用施設も兼ねていて、まずはここで「ドクターイエローとはなにか」という解説映像を見ます。
今回のような車内見学などの際にここで説明をしてから次に進む、という流れになっているそうです。


ドアはやや大きめ。

ドクターイエローはいろんな機材を載せたりすることがあるため、通常の新幹線よりもドアが大きく作られています。
今回は見学用ということで、さりげなく「ドアの幅が広い!」などと解説された紙も貼られていて至れり尽くせりです。


通路はかなり狭い。

ドクターイエローの車内はさまざまな機械があるため、通路は人1人が通れるぐらいの幅で結構狭めです。
今回は運よく?一番後ろに並ぶことになったので、前の人がなかなか進まないので、逆にじっくりといろいろなものを見ることができました。


観測ドーム。

行列がなかなか進まなかった理由の1つが観測ドームです。
この観測ドームからは架線やパンタグラフの様子を見ることができるのだとか。
実際にこの椅子に座ることができるということだったので、座ってみました。


架線やパンタグラフが一望できる。

観測ドームからの眺めはこんな感じ。
確かに架線やパンタグラフが一望できます。
ここで目視観測をすることも何かしら意味があるのでしょうが、ここに座って数時間架線を監視…というのも辛いものがあります。


電気関係測定機器。

4号車には電気関係測定機器というものがあります。
こちらにドクターイエローで観測されたデータが集まるようになっているようです。ドクターイエローのメインはこちらになるのでしょうか。


隣の車両に移ります。

1号車を除き、一通りドクターイエローの内部を見たところで隣に停車しているN700系新幹線に移動します。
ただ置いてあるのかと思ったら、こちらにも意味があり、新幹線の車体傾斜調整の実演が行われました。
新幹線は走行中に高速でカーブなどを曲がる際、車体傾斜を使用し乗客にはほとんど車体の傾きを感じさせない機能が搭載されていますが、ただ単純に車体傾斜調整だけが働くとえらく傾いて驚きます。
角度としては最大1゜の傾きまで行うことができるとか。
なかなかすごいです。


新幹線の清掃実演。

そして新幹線の清掃実演も行われました。
鳥飼車両基地で行われる清掃実演は、JR東日本の清掃チーム「TESSEI」のようなスピーディーな清掃を目的としたものではなく、回送後車庫に入ってからの念入りな清掃が主です。
もちろんスピードも要求されますが、それ以上に忘れ物の発見や水分や金属などの確認など、安全面を重視した内容になっています。

特に驚いたのが、荷台を一気に清掃する特殊な清掃棒。
これは目からうろこでした。


ドクターイエロー、堪能しました。

あっという間だったけれど、ドクターイエローを見て、そして乗車までできて大満足です。
そして鳥飼車両基地の見学はまだまだ続きます。

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