彦根城の入口でひこにゃんを堪能したので、せっかくなのでここから彦根城天守を目指します!


彦根城に向かいます。

彦根城は徳川家康の家臣、井伊直政が関ケ原合戦後石田三成の旧領を治めるため建築された城で、1622年に完成した城です。
ちなみにこの彦根城は、江戸時代から残る城の1つで、他には姫路城や松本城など、日本の城の中でも特に国宝に指定されています。

江戸時代の昔からある城、ということは当時の城の機能を残しているということになるので、敵から攻められにくく、かつ見晴らしの良い山の上に城が作られることとなり、そのため彦根城の天守閣に向かう際は山を登る必要がありました。


太鼓門櫓前の橋。

山を登ったところに、橋の架かった門がありました。
この橋は万が一敵から攻められた際、この橋を壊して城の中に入れなくするための作りなのでしょう。
全国各地の城でも見ることができますが、これは江戸時代当時のものなのでしょうか。

そして、もしもこの橋が落とされた際、石垣を登って敵のところに攻め入ることができるか…
これは難しそうです。


太鼓門櫓。

ぐるっと大回りをして、先ほどの柱の上、太鼓門櫓にやってきました。
この太鼓門櫓を通るとようやく天守閣が見えてきます。
早速櫓を通って、天守閣に向かいます。


太鼓門櫓の中も見学できます。

…とその前に、太鼓門櫓の中を見学できるということだったので入ってみました。
この太鼓門櫓、実は1から作ったものではなく、近隣にあった佐和山城から移築したものと言われています。
佐和山城といえば、石田三成の居城として知られる城。
江戸時代に入り、一国一城令や城のリサイクルのようなことが行われていて、この櫓もその一環なのでしょう。


とてもいい眺め。

天守閣からの眺めもよさそうですが、太鼓門櫓からの眺めもこれまたいいものです。
意外と人が小さく見え、結構高さがあるんだと感じさせられます。
おそらくギリギリ鉄砲の弾や弓矢が届く距離なのでしょう。
改めて、城は戦争から守るための施設なんだということを思い知らされます。


彦根城天守。

太鼓門櫓からさらに歩くと、ようやく彦根城の天守が見えてきました。
山の上まで登ったのでわりと遠かったけれど、来た甲斐がありました。
早速天守閣にも登ります。


彦根城天守内部。

彦根城天守の内部は弓や鉄砲を打つための窓が多く存在し、まさに最終防衛拠点という感じを漂わせています。
しかし実際にこれらの機能が使われることはなかったとのことですが、立派な建物なだけにもしかして使っていたのかどうかと思ってしまうほどです。


急な階段。

昔の城の特徴と言えば、やはり階段が急なこと。
今では考えられないような角度の階段です。
そんな階段を登って登って…
ようやく天守閣の最上階に到達しました。


琵琶湖が一望できます!

彦根城天守からは琵琶湖が一望できる、素晴らしい眺め!
わりと内陸部にあったと思っていたのですが、山の上からなら琵琶湖も一望できるのでしょうか。
まさに絶景でした。

織田信長が安土に築いたとされる安土城もまた天守から琵琶湖が一望できたとか。
まさにこのような景色が見れたのかもしれないですね。
本当によいところでした!

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