以前、この雑記でちょこっと書いたＭ社ですが、同じくメールが届いたよ、という方からちょっとしたタレコミがありまして。
内容はというと「契約書のメールが来ましたがどう対応して良いか」ということだったので、ちょっと内容をさくっと読んでみることにした。
さすがに原文そのまま載せるというのはいろんな意味でヤバいので、要約してみたらこんな感じ。
・何があってもＭ社は責任を負わない
・Ｍ社側が同意無しに勝手に規約を変更することができる
・Ｍ社は通知無しに契約を一方的に打ち切ることができるが、画像提供者は一度メールにて通知を送る必要がある
・Ｍ社は携帯電話コンテンツ以外のメディアで画像を使用することができる（勝手に本、ＣＧ集を作成出来るという意味合いも含むようにも読みとれる）
・課金開始は2004年９月からを予定している
・法律などのトラブルにおいては、日本国の法律を適用する
ここまでで、勘の良い方は判って頂けたかもしれない。
この、Ｍ社からの契約書が、実にメーカーの思うがままとなる契約書だということがわかるだろうか。
契約者の同意無しに画像の無断転載を可とし、さらには逐次規約の変更、または契約の打ち切りにより支払いをしないこともできるという内容。
この２点だけでも充分にヤバい。
そして、データのサーバーがイギリスにあるはずなことは以前、船木屋がメーカーに問い合わせたときに確認したのだけど、何故ここで日本の法律が適用なのか。通常であればイギリスにサーバーがあれば、イギリスの法律が適用されるのではないか。
さらに、メーカーから聞き出した「現在の登録作家様は約1200名です」という回答を受けたのに、今回相談に伺った方からは「最初の20名様の作家として選ばせて頂きました」という文面が。
はい。もうこれ以上言うことはないだろう。
いろんな意味でメーカーに有利すぎる条件、そして怪しげな業務形態。
登録するかしないかにつきましては、自己責任でお願いいたします。
そろそろ「探偵ファイル」あたりの出番になると思うので、おいらからはここまでにしておきますよ。
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