松屋銀座で「小堀遠州 美の出会い展」なる催し物がありました。
これは……行かざるを得ない!
本当に最近は茶道の展示会にほいほいと釣られてしまいます。


小堀遠州 美の出会い展

松屋銀座というと、初売り福袋で非常に有名なデパートです。
そこで、いらぬ騒動に巻き込まれたくはないので、17時頃銀座に着いて、ぶらぶらと松屋周辺を散歩しつつ入ってみました。
さすがにこの時間帯になると、だいぶ人の流れも落ち着いてきた気がします。

松屋銀座8階の催事場で小堀遠州展は開かれていました。
時間が時間だったためかそんなに人もおらず、のんびりと眺めることが出来ました。

小堀遠州というと、千利休、古田織部に師事して江戸期の大名茶人として名を残した人ですが、「綺麗さび」というのはいまいち理解していませんでした。
展示物を見ていると、なるほど、遠州好みというのは現代茶道にも通じるようなものが多数あります。
利休や織部の色とは違った、室町期の文化のよさも残しつつ、江戸期のよさを取り入れる感じで、安土桃山期の「大名物」群とは違った良さがあります。

茶器では油滴天目が目玉でしたが、そう派手なものはない感じ。「大徳川展」などを見た後にこれを見ると、綺麗なんだけど些か地味な印象も受けてしまいます。
しかし、それはそれで面白いです。


今回のカタログ

個人的に一番ツボにハマったのは、小堀遠州と師・古田織部が交わした書状。
徳川家康に挨拶に行くので2人で待ち合わせの約束をしていたのに、予定日に約束した場所に織部が来なくていらいらした遠州が催促の手紙を出したら織部曰く「いや、石山寺が面白いのでつい寄り道して1泊しちゃいました」という返書。

「へうげもの」の古田織部で回想してしまって噴いたwwwww


松屋の福袋

さて、なんだかんだで小堀遠州展も堪能してしまったので、気が良くなったのかついつい松屋銀座のフードコーナーで福袋をいくつかゲットしましました。
食べ物の福袋はそうハズレはないだろう、と思っていましたが、期待以上の結果に。
美味しく食べたいと思います~。

※松屋銀座
http://www.matsuya.com/
住所:東京都中央区銀座3-6-1
TEL:03-3567-1211
scale:25000 35/40/8.554,139/46/11.606



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