喫茶店で休んでいたらちょっとだけ雨の勢いがやんできたので、そのまま善光寺に向けて歩いて行くことにしました。

「牛に引かれて善光寺参り」という言葉もあるように、思いがけず善光寺には来てしまうものなのでしょうか。
本当は今日は小海線に乗って野辺山高原や清里に行こう、と思っていたり、上田や小諸を回ろうと思っていただけに、長野まで来るのは本当に予定外でした。
「だが、それがいい!」
と感じるのは、やはり予定が全くなかった旅行だからということでしょうか。
ちなみに善光寺に来ることは予定していなかったので、全く予備知識とかを仕入れていませんでした。
そのため、15時まで特別拝観を行っていた善光寺山門の内部も時間切れで見ることが出来ませんでした。

善光寺仲見世は後回しにして、まずは善光寺本堂に向かいます。
善光寺本堂で参拝をして、帰ろうと思うと奥の方で人だかりが…
何かと思って行ってみると、「お戒壇巡り」という修行ができるのだとか。
500円を支払って、早速修行に参加してみました。
『お戒壇巡りとは、瑠璃壇床下の真っ暗な回廊を巡り、中程に懸かる御本尊様とつながれた極楽の錠前に触れ、秘仏の御本尊様と結縁を果たし、往生の際、お迎えに来ていただけるという約束をいただく道場です。』(善光寺の公式サイトより)
なんだか面白そう。
というワケで参加してみたのですが…結構な人手で行列ができていました。
階段を下りて、善光寺下の真っ暗な通路を通る修行です。
が、前の人や後ろの人とさほど距離が離れていないので、若干の安心感があること、また前の人がやたらと騒ぐので、真っ暗で何も見えなくても声を頼りにだいたいどのあたりで曲がらなければいけないのか…などがわかったしまったのはちょっと残念でした。
しかし、本当の意味で真っ暗な通路を進むため、心配になってきます。
しかも、天井がさほど高くないですし…
もしも前後に人がおらず、1人で進めといわれたら…かなり辛い修行になりそうです。

「お戒壇巡り」を済ませて、善光寺近くのベンチでちょっと一休み。
いつの時代のベンチなのだろう…
懐かしさ溢れるペプシコーラのベンチに和んでしまいました。

善光寺本堂を後にして、ぶらぶらと善光寺仲見世を歩いていると、両側のお土産屋がいろいろと勧誘をしてきます。
(・∀・) そばまんじゅう美味しいですよー
(`・ω・´) そば茶飲んでいきませんか? 無料ですよ!
俺ァそばアレルギーなんだけどな…
そば自体は嫌いではないんだけど食えないのは普通に辛いところ。
すたすたと帰ることにしました。
雨も降っていたのでやや急ぎ足でしたが、参道途中になにやら怪しげな仏像があったのでちょっと見てみると…

せんとくん!?
なんだか奈良県で話題になっているマスコット「せんとくん」っぽい仏像が…
このなんともいえないような顔、金色の袈裟…
あとは鹿の角があればまさしく「せんとくん」でしょうか。
作者名を見てみると、しっかりと「籔内佐斗司」と書かれていたので、これは間違いありません。
しかし、この「角なしせんとくん」には「むじな地蔵」という名前がついていました。
地蔵の隣にはむじなが数珠を持ってお祈りをしています。
ここから「むじな地蔵」という名前がついたのでしょうか。
奈良県のマスコット騒動があったからでしょうか、「むじな地蔵」を写真に撮る人はかなり多かったです。
※信州 善光寺http://www.zenkoji.jp/
住所:長野県長野市大字長野元善町491
TEL:026-234-3591
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