特に午後からの予定は決まっていなかったのですが、「当日見学が出来る」「あまり行ったことがないところ」という点で、国会議事堂の見学に行くことにしました。
もう、本当に行き当たりばったりです。


参議院参観受付

衆議院の見学は、衆議院議員からの紹介状が必要なので無理ですが、参議院の方は特に制限はなく、当日でも参観することができました。
早速、参議院の受付で申し込みを行います。


参議院参観証

参議院の参観希望者は思ったよりも多く、約30名ぐらいでした。
パンフレットが参観証になっていて、これを常に見えるところで携帯しておく必要があります。
同人イベントの入場証みたいな位置づけです。

参観証の説明の後、金属探知器によるボディチェックが行われ、問題がなければそのまま参議院本館に入って行きます。
本会議は閉会中とはいえ、委員会は通常通り行われているようで、リーマン・ブラザーズ問題などを話し合う金融関連の委員会が行われていました。


貴族院の看板

内部は撮影禁止でしたが、金属探知器のチェックを受けた後の控え室内では撮影が可能だったので、そこで撮影した展示品の写真を使用して説明して行きます。

国会議事堂は昭和11年の建物ということだけあって、歴史を感じる建物です。
そしてとても天井が高いです。
例えるならば東京国立博物館の本館に赤い絨毯が引かれているところを歩いているかのような、そんな感覚です。

外観は花崗岩、内装には大理石が用いられていて、現在同量の花崗岩や大理石を用意しようとするのはほぼ困難とも言われています。
昭和11年当時で3,000万円の費用が費やされた建物、と言われているので、現在ではそれを1000倍しても違和感がないぐらいの額が掛かるのだそうな。

帝国議会の当時は参議院とは言わず「貴族院」と呼ばれていたのは歴史の授業で倣いましたが、貴族院の頃は定員がなく、当時最大460名もの議員がいた為、参議院議場は460名の議席があるのだとか。


参議院の椅子

参議院議員が座る椅子はこのような椅子で、意外とコンパクトです。
机の上には記名札入れ、投票用のスイッチ、そして議員名が記名された黒い名札があります。
この名札を立てると「出席」していると自動的にカウントされるようです。


お席(レプリカ)

参議院では、議長席の後ろに白いカーテンがあり、その中にはお席(写真はレプリカ)があります。
このお席は本会議の開会式の際天皇陛下がお座りになる椅子になるのですが、自民党総裁選が一段落して本会議開会式が行われた際にはぜひ注目すべきところだと思います。

他にも伊藤博文、大隈重信、板垣退助の像やステンドグラスなどの観光ポイントがありましたが、いずれも残念ながら写真撮影は不可でした。


国会議事堂正門

最後に、国会議事堂正門にて撮影をして解散となりました。
普段は警備員が厳重にガードをしている国会内ですが、中はこんなになっているなんて。
子供の頃に見学する機会があった人も、大人になってからもう一度来ると印象が変わるかもしれませんね。

※参議院
http://www.sangiin.go.jp/
住所:東京都千代田区永田町1-7-1
TEL:03-5521-7445
scale:25000 35/40/23.649,139/44/52.767



※ 当サイトの各種サービスをその利用規約等で定める範囲内でご利用いただく場合や、著作権者の許諾なく著作物を利用することが法的に認められる場合を除き、無断で複製、公衆送信、翻案、配布等の利用をすることはできません。また、利用が認められる場合でも、著作者の意に反した変更、削除はできません。記事を要約して利用することも、原則として著作権者の許諾が必要です。
※ 当サイトの情報は執筆当時の情報を元にしているため、現在の内容とは異なる場合があります。