一旦下車しました。

豊橋からずっと乗ってきた飯田線119系から降りて、静かな無人駅に到着しました。
いつの間にか静岡県に入っていたようですね。


本当に何もないところ。

ここが「秘境駅」と名高い小和田(こわだ)駅です。
乗り鉄で有名な横見浩彦氏も「一度は降りてみたい景色の美しい無人駅」で1位に選んでいたり、「『鉄子の旅』日本縦断弁当・東海編」でもパッケージに描かれていたりと、鉄道界では知る人ぞ知る駅でもあります。
この駅は「究極超人あ~る」とは関係ありませんが、あ~る君達も関係ない駅で途中下車していたりするので、同じようなモノです。


恋成就駅。

この小和田駅、なぜか「恋成就駅」とか「恋愛成就」の駅になっていたりします。
何故かというと、現皇太子妃の雅子さまの旧姓が「小和田」だからということにちなんでいるだけなのですが、それにちなんでなのかは知りませんが、この駅で結婚式を挙げた人がいたりして、徐々に「恋愛成就」の場所になっていったようです。


花嫁号のプレート。

また、皇太子さまご成婚に合わせてこの駅で結婚式を挙げた人や関係者が乗ったと言われる「花嫁号」のプレートも飾られていました。
なんともすごい便乗感ありありですが、当時はかなりの乗降者数があったそうです……


小和田駅。

さて、いろいろと寄り道をしてしまいましたが、こちらが小和田駅の外観です。
この駅から徒歩50分ほどしたところにある集落のライフラインとして存在する小和田駅ですが、佐久間ダムが出来るまでは普通に集落も多い「村の駅」だったそうです。
ダムが出来たことによって一気に秘境駅と化してしまったのが真相のようですね。


止めてはいけない水道。

小和田駅の名物?といえば、「止めてはいけない水道」があります。
これは、冬場等に水道が凍結して使えなくなってしまわないよう、常に水道水を流し続けているようです。
決して水を止めちゃダメなんですよ……


駅ノート。

小和田駅にはスタンプはありませんでしたが、「駅ノート」はありました。
せっかくなので見ていると、いろんな人が書いていて、しかも過去に描かれた駅ノートも全て保管されていました。
電車の待ち時間にこれを読みながらまったり、というのもありかもしれません。


「鉄子の旅」の菊池さんも。

<クリックすると画像が大きくなります>

駅ノートの中には「鉄子の旅」の菊池さんも描いていました。

唖然もう、ノリノリである……

なんだかんだで楽しくなったのかも…
漫画での雰囲気だと結構イヤイヤ連れ回されている感じでしたが、結構楽しんで旅行している感じにも見えてきました。


本当に良い景色でした。

そして最後になりましたが、小和田駅の景色は本当に綺麗でした。
佐久間ダムのダム湖、そしてまだ紅葉はしていませんでしたが、樹木の緑、そして快晴の空……
ずっと見ていても飽きなさそうな風景でした。


さて、電車もやってきたので、先ほどスルーした中部天竜駅に戻ることにしました。

※小和田駅
scale:70000 35/12/24,137/50/20.296


◆「究極超人あ~る」を訪ねる飯田線の旅
「究極超人あ~る」を訪ねる飯田線の旅【目次】



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