黒姫駅周辺で野尻湖以外に観光できるところ、ということで「小林一茶記念館」というものがあるとのこと。
せっかくなので、そちらに行ってみましょう。

黒姫駅から北方面にしばらく歩くと、小丸山公園がありました。
この上に小林一茶の墓などがあるそうです。
まずは、こちらに寄ってみましょうか。


山道を登ります。

小丸山公園には遊歩道が付いていますが、基本的には山道でした。
しかも既に雪が降り積もっていて、もう冬を感じさせられます。
雪と紅葉のコントラストがまた良い雰囲気を醸し出してますが、いい句が出来るかというとなかなか難しいモノです。


小林一茶の句碑。

途中には小林一茶の句碑がいくつも立っていました。
「初夢に古郷(ふるさと)を見て涙かな」。

小林一茶というと「痩蛙まけるな一茶是にあり」という句が印象に残っていますが、それ以外の句はあまり知りませんでした。
ちなみに、11月19日が小林一茶の命日なのだそうです。


小林一茶像。

小丸山公園の山頂近くには小林一茶の像が立てられていました。
人生の大半を俳句修行に明け暮れたためか、旅人の格好での像になっていました。
ここ柏原宿に戻ってきて定住したのは齢50を過ぎてからなのだとか。


俳諧寺。

一茶像の近くには「俳諧寺」と呼ばれる庵が建っていました。
こちらは小林一茶旧宅、などではなくて一茶を偲んで作られた一茶俤堂なのだとか。
ここでは参拝の他、自らが詠んだ俳句を投函できる投函箱もあり、せっかくなのであかり姉さんが1句詠んで投函していました。


天井には俳句がびっしり。

また、天井板にはいろいろな書画がびっしりと書かれていました。
たぶん有名な作家の句や書なのだと思います。
また壁には、投函箱に投句されたものの中で優秀作のものが木版に墨で書かれていました。


そして余談ながら、小林一茶に対するおいらのイメージは「絶倫老人」というイメージでした。
齢50にして結婚をし、そこから子供を5人も作ったとか。
おいら的にはそちらの方にもあやかりたいところです…

※小丸山公園 俳諧寺

住所:長野県上水内郡信濃町柏原
scale:25000 36/48/20.616,138/12/15.253


◆SLDL信越120周年号・長野の旅
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