盛岡駅に到着して、早速在来線に乗り換えます。
今回乗るのは「快速はまゆり」という盛岡駅から花巻駅経由で釜石駅や一部宮古駅まで走る列車です。
通常、東京から新幹線に乗って快速はまゆりに乗る場合だと新花巻駅で乗り換えるのが普通なのですが、新花巻駅だと新幹線が微妙に停まらないので盛岡駅から快速はまなすに乗った方が早いこともあるし、始発で乗れるので座席に座れないということはなさそう、ということであえて盛岡駅から乗ることにしました。
快速はまゆりは結構人が乗るのか、思っていたよりも乗車率は高め。
しかもグリーン指定席もあって、指定券を購入すれば確実に座席にも座れるようです。
盛岡駅から東北本線を通って、一旦花巻駅で停車します。
ここで東北本線からスイッチバックをして釜石線に入って行きます。
なにこの駅名標…
釜石線は別名「銀河ドリームライン釜石線」という愛称が付けられています。
これは宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』が釜石線をモデルにしていることや、宮沢賢治の作品中にはよくエスペラント語の単語が登場するのでそこから釜石線の各駅にエスペラント語の愛称が付けられているそうです。
ちなみに花巻駅の愛称は「チェールアルコ」（虹）なのだそうです。
なんだか境線の妖怪駅名みたいだね…
たぶん同じようなものなんでしょうか。
釜石線に入ると、新花巻駅で大量の人が電車に乗り込んできました。
やはり普通の人だと新花巻から乗るのでしょうか。
そう考えるとおいらの判断は正しかったのかもしれません。
そのたくさん乗り込んだ人が皆降りていったのが遠野駅でした。
「遠野物語」を読んだ人がここを観光で訪れるのでしょうか。
でもおいらは興味がないので気に留めていませんが、いずれここを訪れたいと思うときが来るのでしょうか。
＜クリックすると動画が再生されます＞
遠野駅を過ぎると本格的に山岳路線に入ってゆきます。
特に上有住駅周辺は釜石線を全通させる際最後に残った区間ということもあり、たいへん険しく、またトンネルも多い区間でした。
沿線にはぽつぽつと集落も見えて、思っていたほどの秘境感はありません。
逆に普通の景色すぎてついうとうとしてしまうことも…
13:36。定刻通り釜石駅に到着しました。
盛岡駅から約２時間で太平洋側の釜石駅に到着です。
思っていたよりも早いですね！
◆岩手県の鉄道を存分に味わう旅
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