JR成田駅。

15時。
なんだかいろいろなことがありましたが、なんとかJR成田駅に到着しました。
しかし人身事故の影響で予定していたよりも1時間ほど遅い到着になってしまい、また当初の予定では京成成田駅で下車する予定はなく、期せずして成田駅の改札外に出られたのは良かったのですが、この時間からだと成田山新勝寺に行っても期待はずれになりそう…
ということで、当初の予定通り芝山鉄道に向かうことにしました。


芝山千代田行きの電車。

京成成田駅から成田空港方面へは2本の路線が走っています。
1つは成田空港内に入る本線、もう1つは東成田方面への東成田支線です。
東成田支線は成田空港に入るトンネルの手前で分岐し、そのまま東成田駅方面に向かってゆきます。
東成田駅を過ぎるとそのまま芝山鉄道に直結しており、終点の芝山千代田駅まで乗り入れています。

芝山鉄道は全長約2.2kmの路線で「日本一短い鉄道路線」としても知られています。
鉄道内はほとんどが成田空港の地下を通るトンネルですが、1箇所地下ながら踏切も設置されているようです。
そして長いトンネルを抜けた先には成田空港の滑走路、そして芝山千代田駅が見えてきました。


芝山千代田駅。

芝山鉄道はそもそも成田空港が設置されるにあたり、芝山町から成田市方面への移動が大変困難になるということから建設・設置された鉄道です。
芝山千代田駅の駅名標は京成電鉄のフォントを使用しているものの色はエメラルドクリーンで若干の違いが見られます。


はにわの里・芝山町。

芝山町では埴輪が多数出土するということで「はにわ祭」が行われたりしていますが、その「はにわの町」を印象付けるためか、駅のあちこちに埴輪に関する物品が展示されていました。
縄文人が着ていたと思われる衣服をまとった人形や埴輪のレプリカ、そして観光地にはつきものの「縄文人顔ハメ」なんてものも。

唖然ある意味で観光地なのかなここ…


芝山千代田駅。

駅の外に出てみると、大きな文字で駅名が書かれていました。
駅前周辺にはバス・タクシー乗り場と売店があるぐらいでごくごく普通の駅ですが、はにわ祭の時期は人が殺到するらしいので、その時はそのときで見てみたい気がします。


馬の埴輪のモニュメント。

その他にも駅前には埴輪をイメージしたモニュメントが…
「おーい!はに丸」のひんべえのモデルとなった馬の埴輪でしょうか。
飾りとはいえ埴輪の馬の足に車輪が付いていて、なんともシュールです。

そして個人的に驚いたというかツボだったのは、芝山千代田駅から高架をくぐってすぐのところは成田市であること。
芝山町のはずれにある駅とは予備知識で調べていたけども、このように標識で表されると改めて実感します…。


芝山鉄道の切符。

ちなみに芝山鉄道は京成線と直通しているし自動改札もあるにもかかわらず、PASMOには対応していません。
そのためわざわざ切符を購入することに。
記念にはなるのでいいですが、住民からしたらPASMOに対応して欲しいと感じるのでしょうね…

◆鉄ヲタ目線で成田空港観光
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