初日の出を無事見た後は、君ヶ浜駅から犬吠駅まで銚子電鉄に乗ることにしました。
日の出前に到着したときに見れた、3両編成の銚子電鉄車両が見れないかしら…と思っていたのですが…


銚子電鉄デハ701。

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唖然あ、2両編成になってる…

さすがにピークが過ぎたからでしょうか、先頭車両のデハ801が切り離され、デハ701とデハ702の編成になっていました。
このデハ701とデハ702が活躍するのもこの元日運転が最後とのこと。
今年導入される伊予鉄道800系と入れ替わりに引退し、昨年末に廃車となったデハ301のかわりに業務用車両として使われることになるのでしょうか。


銚子電鉄の弧廻手形2010。

そういえば元日限定の銚子電鉄1日乗車券にもしっかりと伊予鉄道800系の写真が載って、新車をアピールしています。
2010年の末にはデハ1001・桃太郎電鉄電車の広告期限も切れてしまうので、今年から来年にかけては銚子電鉄の車両が大幅に変わるので今度来た時にはまた違った印象を受けてしまうのかもしれませんね。

おいらがしんみりとデハ701を見ていると、知らない鉄道ファンが突然「ひっそりとさよなら運転が行われるのも、銚子電鉄らしいけれども電車としては本望なのではないか」という言葉を掛けてきたのでびっくりして「そうですね」としか返せなかったけれども、元旦というハレの日にケの話を聞くのもなんだか複雑です。
ちなみに銚子電鉄の1日乗車券「弧廻手形」は元日バージョンのみ600円で販売され、通常よりも20円安いのだそうです。
そんな事までおいらに教えてくれるのだから、もしかしたら銚子電鉄を愛している人だと思われたのでしょうか。


犬吠駅が大変なことに。

犬吠駅に到着してみると、帰りの電車を待つ人でごった返していました。
銚子電鉄にここまで人がいるとは!と衝撃を受けると同時に、犬吠駅のホームに直接つながるゲートが使われているのを見て、「こういうことなのか!」と改めてびっくりです。
今まで銚子電鉄は銚子市内のごくごく小さな交通手段と思っていましたが、初日の出のための連絡電車の側面があることにびっくり。
たぶん地元の人には当たり前のことなのかもしれないけれども、なんというかカルチャーショックでした。
そして君ヶ浜周辺の道路の混雑具合を思い出し、もしも銚子電鉄がなくなってしまったらバス輸送になるのだと思うけれども、その場合は周辺の道路がただでさえ渋滞しているのに輸送は確保できるのか…と痛感してしまいました。

しかし初日の出号は笠上黒生駅での電車の行き違いはなく、同じ列車が往復するのみ。
もしかしたら2両以上の交換ができない構造になっているのかもしれないですが、通票交換が行われない銚子電鉄というのもなんだか新鮮でした。

◆2010年初日の出・銚子の旅
2010年初日の出・銚子の旅【目次】



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