雨風吹き荒れる中、バス代行で五能線区間を走ってゆきます。
バス代行の場合は五能線と併走する国道101号線を走るようで、どうやらバスからでも日本海の景色を眺めることが出来そうです。

バス代行だと50km/hの制限速度があるため、普通のリゾートしらかみよりも遅くなるとか。
その代わり、停車する駅は事前申告制となって、リゾートしらかみの停車駅でも誰も下車しない場合は通過ということになるようです。


荒れ狂う日本海。

能代駅を過ぎると徐々に海沿いを走る路線になります。
今日の日本海は強風のため波が立ち、海底の砂が巻き上げられ海が茶色く濁っていましたが、これはこれで趣があります。
そして風が吹くにつれて波が立ち、堤防を乗り越えんとする波も現れて…

唖然こりゃあ運休になるよね…

あまりの海の荒れっぷりに、運休も納得するしかありません。
そうしているうちに、あきた白神駅に到着しました。


あきた白神駅で一旦休憩。

あきた白神駅の隣には「八森いさりび温泉 ハタハタ館」という施設があり、ここでトイレ休憩も兼ねた休憩時間が取られました。
東能代駅からここまで約1時間のバス時間。さすがに疲れたので軽く体を動かしつつ、駅の写真を撮ります。
電車が走っていると絵になるのだけど、さすがに今日は電車が走らないので脳内妄想をしていました。

休憩が終わった後の案内で、ここから約1時間ほどバスに乗って深浦駅というところで一旦バスは終点となり、そこから別のバスに乗り換えが必要とのことが決定した模様。
しかもこの時点で予定よりも2時間近く遅れて来たので一部の客からの不満が噴出しはじめていました。


波で泡立ってます。

あきた白神駅を出発すると、五能線と国道101号線はずっと海沿いを走ります。
基本的に五能線の方が海側を走るのですが、高台など山の方では国道101号線の方が海側を走るため、バスはバスでもじゅうぶん綺麗な眺めが見れるようです。

実を言うとリゾートしらかみの切符ではC席D席の切符だったので、予定通りリゾートしらかみに乗っていた場合は陸側の座席だったのですが、バスという形で海側の座席が取れたのはそれはそれで運が良かったのかもしれません。


深浦駅でバス乗り換え。

深浦駅に到着したので、トイレ休憩とバスの乗り換えが行われます。
おいら達は取り急ぎ再び海側の座席を確保してからトイレ休憩に向かいます。
今度は海が進行方向左側と気づいた人が多く、場所の取り合いも激しくなってきました。

新しいバスでは鰺ヶ沢駅まで約1時間、ノンストップで行くとのこと。
既に約2時間ほどの遅れのため、絶景ポイントでの減速も当然ながら割愛されることになりました。


さらに荒々しく。

深浦駅を過ぎると、素晴らしいぐらいの絶景が広がります。
雨も止み、風だけになってきたので海も波は高いものの素晴らしいものに。
また今度来るときは深浦駅周辺で宿泊するのもありかな…とも思えるほどでした。

さて深浦駅を過ぎると、秘境駅マニアにはたまらない驫木駅という駅を通過します。
海からすぐ近くの所にある、掘っ立て小屋のような無人駅ですがそこからの眺めは最高なのだとか。
今回はバスでの運行なので、駅舎もばっちり見える…とわくわくしていたのですが…

なんということでしょう、追良瀬駅から山側に高速バイパス線ができたようで、バスは突然山側のルートを走り始めたではないですか。

唖然ちょ、ちょっと待てよ!!

もしや驫木駅通過か、と思ったのですが、幸いにもバイパスと国道101号との接点がちょうど驫木駅の前だったようで、写真は撮れなかったけれども駅舎はしっかりと見ることが出来ました。

驫木駅を過ぎた辺りからは、五能線よりも国道の方が完全に海寄りとなり、オーシャンビューを存分に堪能することができます。
バスなので狭かったけれども、景色を見ていると癒されます。
景色を見ていると思ったよりも早く時が過ぎるようで…あっという間にバスは鰺ヶ沢駅に到着しました。


鰺ヶ沢駅でさらにバス乗り換え。

なんだかんだでバスに約3時間近くも乗って足もがくがくです。
鰺ヶ沢駅からはようやく電車に乗れる…と期待していたのですが、どうやら普通列車は先ほど出発したばかりだという…
そしてリゾートしらかみは本日完全運休となり、鰺ヶ沢駅~青森駅間は代行バスしかないということで、ここからさらにバスに乗り換えます。

結局五能線の電車に乗ることは出来なかったけど、また今度じっくりと乗りたいですね!

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