富山滞在も気が付いたらあっという間に帰宅予定の時刻になってしまいました。
親からは「帰省しに帰ってきたのか、電車に乗りに来たのかわからない」と言われたけれどもまさにそんな感じかもしれません。
なにしろここからが「本番」なのですから…

普通列車に乗って金沢駅に向かいます。
今回は切符の都合上、あかり姉さんが急行能登、おいらが寝台特急北陸に乗車します。

とりあえず急行能登・寝台特急北陸が来るホームに向かってみると…
発車1時間前というのに早くもすごい人出です。

唖然約80人ぐらい?

もっといるかもしれませんが、日曜日の夜にしてはかなり多い数かもしれません。
来週にはさよなら運転が行われることを考えれば、これでも少ないのかもしれませんが…。
また、撮影ポイント周辺にはこのような張り紙もありました。


「能登・北陸を撮影するお客様へ」。

「能登・北陸を撮影するお客様へ」
そう題された張り紙には、「ゆずりあって撮影をしましょう」とか「黄色い線から出ないようにしましょう」とか「入場券では車両の中に入らないでください」とかごく当たり前のことが書かれています。
しかし混雑の度が過ぎるとそれも当たり前ではなくなるのでしょうか…
先日JR西日本管内で線路敷地内に無断進入したため電車を停車させてしまった事件もあってか、このようなマナーポスターの掲示や警備員の増強が見られました。


能登・北陸撮影スポット。

また、足元にはこのような撮影ポイントの案内も…
鉄道の写真撮影を観光資源にしたいと思う反面、あまりにも撮影に向けての度が過ぎないよう、ぎりぎりでさじ加減を調整しているという感じでしょうか。
幸いにも先日の事件もあったせいか、他の人に罵声を浴びせる人や過激な写真撮影をする人は少ないようには感じましたが、それでもラインを越えて乗り出す人がいたり、車両に向かってフラッシュをがんがん焚いている人も多数見受けられました。


撮り鉄を撮るのが趣味。

また、騒動を見越してなのか、電車ではなく撮り鉄を撮るのが趣味と語るおばちゃんもいて、3月に入ってからはほぼ毎日撮り鉄を撮っているのだとか。
「撮り鉄を撮る」というのもそれはそれで駅の風景ではあるのですが、面白い方向に鉄道写真の幅が広がっている気もしないでもないです。


寝台特急北陸と特急しらさぎ。

しばらく待っていると、ついに寝台特急北陸がやってきて、ついに撮影大会が始まりました。
最初は停車している列車はいないけれども、まずは急行能登の前哨戦しばかりに特急しらさぎ(金沢駅止まり)と並ぶ姿が見られます。
おいらも撮影しながら一眼レフの絞りやISO感度等を調整しつつ、来るべき急行能登の到着を待ちます。


寝台特急北陸と能登が並んだ!

<クリックすると動画が再生されます>

そしてついにやってきた急行能登。
急行能登は東金沢駅方面から入線してくるので、寝台特急北陸と合わせて撮るとなおのこと絵になります。
あかり姉さんが5番ホーム側から、おいらが6番ホーム側から撮影して、違った角度の写真を撮っていましたが、この時間になると人もさらに増えてきて、約100人ぐらいが撮影していたでしょうか。
今日ですらこの人数なのだから、3/12の最終運転の時にはもっと人が増えるのは間違いないですね。


能登出発。

<クリックすると動画が再生されます>

急行能登の方が寝台特急北陸よりも3分早く発車するので、おいらは急行能登の出発まで写真を撮っていました。
金沢駅から急行能登が出発したとき、なんというか感慨深い気持ちになってきます。

唖然もうこれが最後なんだよな…

定期運行はあと1週間近くあるけれども、切符の入手はもはや絶望的。
今回の乗車が乗り納めになりそうです。
写真も撮るだけ撮ったので、おいらも電車に乗り込みます!

◆急行能登・寝台特急北陸乗車の旅
急行能登・寝台特急北陸乗車の旅【目次】



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