※今回は急行能登、寝台特急北陸と別々に乗車したので両方のレポートがありますが、やや北陸の方が多めです。ご了承ください。


急行能登。

22:15、金沢駅を定刻どおり急行能登が出発しました。
乗客はほとんどが鉄道ファンとおぼしき人で、乗車率は8割程度だそう。
金沢駅で写真を撮っていた人の3割ぐらいは能登に乗ったような気がします。


急行能登の座席。

あかり姉さん曰く「急行能登に乗るとヘッドレストが硬くて肩がこる。でもそれがいいんだ」と評するように、能登の座席は決してゆったりとしたものではありません。
それでも乗りたくなるのは、やはり慣れ親しんだ車両だからなのでしょうか。
窓側の席ということもあり、半消灯の時間まで景色を眺めつつ最後の乗車を楽しんでいたそうです。


寝台特急北陸。

一方、急行能登に遅れること3分後の22:18に金沢駅を出発した寝台特急北陸。
こちらはほぼ空き寝台もなく文字通り満員です。


寝台特急北陸。

乗車している人はほとんどが鉄道ファンと思しき感じで、しかも鉄道ファンだからこそ相手のことがわかるというか…
例えば列車出発後のアナウンスが流れた瞬間には、誰一人として喋ることなく、物音を立てることなく。
なにかと思ったら車内のアナウンス音を録音している人が数人いるんですね。
そしてアナウンスが終了してから布団を準備したりとか、さりげない配慮や譲り合いが見られました。
いつもの北陸だったら赤ん坊の泣き声や子供のはしゃぎ声が聞こえてもおかしくないのですが、カメラのシャッター音が聞こえるぐらいで結局朝まで静かなまま、逆に言うなら皆寝台特急北陸の乗車を思い思いに楽しんでいるんだなぁ…と感じます。


寝台特急北陸記念乗車証。

今回、寝台特急北陸に乗車したのですが、記念乗車証がもらえました。
表面には寝台特急北陸と急行能登の写真、そして裏面には北陸号の歴史と乗車日(3/7)のスタンプが押されていました。
このデザインからすると急行能登でももらえると思っていたのですが、どうやらこの日は急行能登では記念乗車証の配布がなかった模様…。
もしもあるのであれば、両方比較したかったのに…残念です。


寝台特急北陸。

急行能登も寝台特急北陸も、長岡駅で一旦運転停車し、スイッチバックを行い上野駅を目指して走ってゆきます。
おいらの方は北陸車内が比較的静かだったこともあり、富山駅を過ぎて車内放送が止まってからすぐぐらいに熟睡、あかり姉さんの方も早く寝たものの水上駅あたりで目が覚めてしまったようです。

自分は上尾駅あたりで目が覚めたのですが、そのあたりから沿線でちらほらと写真を撮影する人の姿がちらほら。
特に駅では一団で固まった人がいてびっくりします。
有名な撮影ポイントでもある大宮駅ホームでは約20人程度、尾久カーブにも約15人程度が待機していてびっくり。
3/12の最終運転列車が上野駅に到着するときにはどれだけの人がこの場所に集まっているのか…想像するだに恐ろしいです。


大宮駅。

大宮駅を過ぎると、もう終点の上野駅。
いろんな人の思いを乗せて、電車は上野駅に到着しました。

◆急行能登・寝台特急北陸乗車の旅
急行能登・寝台特急北陸乗車の旅【目次】



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