身延線に乗って富士宮駅まで行く途中、入山瀬駅にSLが静態保存されているのを見かけました。
本来なら寄る予定はなかったのだけど、富士宮で観光のために確保した時間がだいぶ余ってしまったこと、また一旦入山瀬駅まで行って本来乗る予定の電車に乗っても充分間に合うようなので、入山瀬駅にぶらり途中下車することにしました。


入山瀬駅で途中下車。

入山瀬駅で下車をして、富士駅行きの電車を見送ります。
ホームから改札へは跨線橋を渡る必要があるので、改札までは若干時間が掛かる感じです。


富士山はもう絶望的。

せっかく跨線橋に登ったので諦めきれず再び富士山を見てみたけれど、やっぱり富士山は見えず、もはや本日の主目的でもあった富士山を見るということは叶わなそうです。
しかも天気もだんだん曇ってきて、もしかしたら雨が降ってしまうのかも、そんな感じもしてきました。


入山瀬駅駅舎。

入山瀬駅は駅員がいる有人駅ですが、夜は無人駅となるため簡易TOICA端末が設置されていました。
駅の出入り口は南側だけで、駅構内は待合室と窓口、券売機のみ。
地元の学生がよく利用している駅のようでした。

身延駅行きの電車が約15分ほどで到着してしまうので、さっさとSLを見に行きました。


静態保存されているD51-943。

入山瀬駅から出て少し歩いたところに入山瀬公園という公園があり、その公園の奥のほうに静態保存されているD51-943蒸気機関車が停車していました。
屋根もあり静態保存されてから結構な時が経っているはずなのに綺麗なまま保存されていました。
しかも機関車の中にも入ることが出来、SLの運転台や石炭を入れるところもしっかりと見ることが出来ます。
もしかしたらかなり貴重な形で展示しているところかもしれませんね!


旧客車は現在図書館として使用中。

そして向かい側にはオハ35形客車が静態保存されているのですが、こちらは内部を改装して地元の図書館として利用されているとの事。
そのため「でごいち文庫」という看板も立っていました。
せっかくだから車内に入ってみたかったのですが、夏休み期間中は午前中のみ開館ということで今回訪れたときは閉館中でした。

入山瀬公園は入山瀬駅からも近く、若干道がわかりづらくなっていることを除けば手軽に行ける場所だと思います。
思いがけずよいSLの静態保存の場所を発見した感じですね!

◆ぐるっと富士山270゜鉄道旅
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